2011年5月28日土曜日

JapanNightまであと一ヶ月!


僕が今btraxで携わっている大きなプロジェクトの一つ第2回SFNewTech JapanNightの開催まであと1ヶ月になりました。そして昨日、1次選考の通過企業が発表になりました。

SF Japan Night 第一次審査通過企業発表|freshtrax

このイベントは日本発のWeb系ベンチャー・スタートアップをサンフランシスコに連れてきて地元の観客の前で自社のサービスを英語でプレゼンテーションするという、海外進出を目指すベンチャーにとってはかなり貴重なイベントです。

僕はbtraxでこのイベントの企画・運営をもう一人のインターンの子とやっているのですが、正直最初は応募が集まらなかったらどうしようと思っていたのですが、結果的にはかなり多くの企業様から応募をいただき、対応に追われ嬉しい悲鳴となりました。

自分的には普段からかなりアンテナを貼って新しいサービスなどはキャッチアップしているつもりだったんですが、まだまだ知らない素晴らしいサービス多いですねー。

結構どれも素晴らしいサービスばかりですし、ちゃんと英語対応のことも考えており、今回の応募などを見ていて今の日本のベンチャー・スタートアップが、製品やサービスを作る上でいかにちゃんと世界を意識しているかがわかりました。


今や日本のベンチャーでも世界を意識して当たり前の時代になってきていますね。とても良い流れだと思います。しかし、こちらで働くIT業界の方やVCの方から見ると、まだまだ甘い部分もあるということも分かりました。

これからはただ日本の中だけでがむしゃらに世界を意識してると言うだけではなく、ただ単に英語対応しているというだけではなく、ちゃんと世界で通用するためのサービス設計の仕方や方法論を学んでいかなければ、本当に世界で使ってもらえるサービスを日本から多く出すことは難しいということも感じました。


今回のJapanNightの運営を通じて、VCの方や地元IT業界で働いてる方などから意見を聞くことができ本当に貴重な経験をさせていただいてます。この経験を活かし、自分もJapanNightに出れるようなサービスを作ってもう一度サンフランシスコに帰って来たいですね。


さて、今回のJapanNightに出場できる企業はどの企業になるのかドッキドキです。どれもレベルが高いので激戦です!発表は6月1日!

本番は6月28日あと一ヶ月です!

SF New Tech JapanNight http://sfjapannight.com/

2011年5月26日木曜日

DeNA南場社長が退任されるみたいで

昨日、DeNAの南場社長が病気療養中の家族の看病を優先させるため代表取締役社長を退任する事が発表されました。今や年間売上高が1000億円を超えるまでになったDeNA。海外展開もこれからという時の南場社長退任のニュース、ビックリしました。

ディーエヌエー社長、夫の介護のため社長辞任

実は僕が去年シリコンバレーに来ることを決意したのも、南場社長の講演を聞いたことが理由として少なからずあります。
去年11月に慶応義塾大学で行われた講演の中で南場社長はこんな事を言いました。

「日本とシリコンバレーではベンチャーの成り立ちがまるで違う。シリコンバレーではスタートアップを作るときに構成メンバーにインド人がいたり、中国人がいたりと純粋なアメリカ人だけで構成されているベンチャーはない。だからそもそも考えるマーケットがグローバルだ。これから起業する人はメンバーを日本人だけで構成していてはダメ。人の構成がグローバル化のスピードに決定的な差を付けている。多国籍軍のパワーはすごい。多国籍軍をつくりなさい!」

この言葉を聞いたときにすごく突き動かされるモノがあり、この言葉がキッカケで僕は今サンフランシスコにいるわけです。
だから南場社長にはとても感謝しています。


なんでも旦那さんの看病に専念するために退任するということで、何というかやはり今まで南場社長が起業して上場させて1000億クラスの企業に成長させるくらい仕事に専念できたのも家族の支えがあってからこそですもんね。

南場社長の旦那さんがどんな方かは存じ上げませんが、去年の講演の時に出てきた旦那さんの話はとても印象的でした。

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南場社長のDeNA起業当時の話しです。

当時DeNAはインターネットオークションのビジネスをするために投資家を募り資金を集め会社を立ち上げたのですがオークションシステムの開発は九州のシステム会社に委託していました。南場社長や役員メンバーは当時忙しくてなかなか九州の開発会社の所に様子を見に行くことはできなかったらしいのですが進捗を聞くとしっかり作っていると返答が返って来ていたので安心して任せていたらしいです。

そして、サービスリリースを約1ヶ月後に控えオークションシステムのテストを明日から開始するというときになんとシステムのコードがまだ1行も書かれていないことが判明しました。どうやら委託していた九州の会社はやっていると言っておいて数ヶ月の開発期間、何もしていなかったのです!

800万もかけて開発していたシステムのコードが1行もないと聞いたときリリースを控えていたこともあり南場社長やDeNAのメンバーはパニックに陥ったそうです。

パニクったまま自宅に一旦帰った南場社長は寝ていた旦那さんを起こし、パニクリながら「システム詐欺にあった、システム詐欺にあった」と言っていたそうです。そこで旦那さんは落ち着けと言って南場社長から詳しく話を聞き、こう3つのアドバイスしたそうです。

1、絶対に諦めるな!800万くらいのシステムなら
天才が3人集まれば1ヶ月でできる!

2、投資してくれた人達やステークホルダーに
キチンと説明しろ!決して小さく言うな、
ありのままの状況を話せ!

3、被害者ぶるな!
被害者は投資家であって、お前は加害者だ。
チェックを怠ったお前も悪い。
システム詐欺ということばを二度と使うな。

なんて的確なアドバイスをくれる旦那さんなんでしょうか?そんな旦那さんのアドバイスもあり、我に返った南場社長はその後、1ヶ月でシステムを作ってくれる会社を見つけなんとかビッダーズのリリースは間に合ったそうです。


やはり、この旦那さんの支えがなかったら今の南場社長そしてDeNAという日本を代表する企業もできなかったかもしれませんね。

そんな旦那さんを支えるために第一線から退くという南場社長の決断、僕は間違ってないと思います。

シリコンバレーカンファレンスやサンフランシスコに来てからもDeNAの人何人かと友達になっていますが、みなさんとても優秀な方ばかりだと思います。DeNAは今後も大丈夫でしょう。(まあ誰やねんって感じですがw)

南場社長、本当にお疲れさまでした!

2011年5月22日日曜日

シリコンバレーで最も行列ができるラーメン屋「俺ん家」に行ってきた


サンフランシスコに来て僕の中で一番堪えられないこと。そう、それは美味しいラーメン屋がないということです。やはり無性にラーメンが食べたくなる時が週に6〜7回はあるのですが(ほぼ毎日)サンフランシスコには美味しいラーメン屋がない!日本に帰ってからうまいラーメンを食べよう。。と半分諦めていました。

しかし、シリコンバレーで美味しい+面白いラーメン屋を見つけました!


この週末日本から来た友達と4人で一緒にシリコンバレーを回っている時に、ラーメン食べたいという話になり、こっちではこういう時に当たり前に使われるyelpのアプリ(うちの嫁曰くヤルッピ)を開き、周辺を検索して出てきたラーメン屋俺ん家に行ってみることにしました。


開店前から行列の出来るラーメン屋俺ん家
行ったのは夕方5時で開店が5時30分だったので、ちょっと早く来ちゃったかな?と思ったのですが、すでに人が待合いで待ってるのです!そんなバカな、こんなサンタクララの車でしか来れない場所にそんなに人が来るはずが。。と思ったのですが、開店前にも関わらずあれよあれよと人が集まりだしました。

これ開店前
待ってる間、お店の前の看板を見てまた驚いたのですが
めっちゃ日本語!ww どんだけ強気なんや!ww


アメリカ人がこの看板を読めなくても知ったこっちゃないって感じですね。しかし、シリコンバレーに開店前からこんなに並ぶ店があるとは、僕らも驚きました。


テンションが高い店員さん
そして開店時間も迫ると店の中から元気な声が

「開けちゃっていいっすか!いっちゃいますか!いらっしゃいませー!」
バリ日本語wwwそしてテンション高w

どう考えても回りみんなアメリカ人ばかり、なぜこんなに強気なんだこの店は!
アメリカ人を案内するときは「〇〇(名前)ー. Let's GOー!

いやホントなんだこの店は!ノリがオモシロすぎる!日本でもこんなノリのラーメン屋は見たことないぞ。


そして僕らも順番が回ってきて席につくと、店員さんが注文を聞きにきました。

店員さん「ドリンクいっちゃいますか!」相変わらずのテンションw

僕「じゃあスプライトで」と注文をすると


店員さん「スプライト、お姉さんは?スプライト、お兄さんは?スプライト」

うちの嫁が迷っていると


店員さん「スプライト、スプライト、スプライト、か〜ら〜の?

嫁「じゃあ」

員さん「スプライト!素晴らしい!5秒で持ってきます!」


瞬間、僕ら4人爆笑(失笑)
こんなノリがシリコンバレーで通用するのか!ww
まさかシリコンバレーで「か〜ら〜の?」とか聞くとは思いませんでした。ww

しかし、よくよく回りをみると全スタッフがこんなテンションという訳ではない。そう、むしろ一人だけでした。彼です。

Genくん。サーファーらしいw
Gen Yoshimura!この店で一番元気でノリがいい(テキトーな発言が多い)男です!いやー本当に気持ちがいいくらいのテキトーさ、、いやテンションの高さ!店長さんなのかなと思ったらこっちの大学に行ってるサーファーらしいです。ww

いや、一瞬普通のラーメン屋なのに何かのアトラクションに来たかと思うほどです。
しかし、Genくんが注文の時にイチオシした自慢のからあげを持ってきたとき

「お待たせいたしました。当店自慢のカリアゲ!

と大胆に噛んでしまったときはさすがにテンションがちょっと下がってましたね。w


肝心のラーメンのお味は?

俺ん家ラーメン $9.00
Genくんがオモシロすぎてラーメンの事を忘れてましたが、俺ん家ラーメンはこっちに来て食べたラーメンの中で間違いなく一番美味しかったです。スープはトンコツベースなんですが、とてもあっさりしていて残さず飲める究極のスープという謳い文句がわかるくらい美味しいです。アメリカで食べるラーメンは麺がいつもしょうもない麺なんですが俺ん家ラーメンの麺は縮れ太麺でスープに良く絡んで、他のラーメン屋とは比べものにならないくらいのクオリティでした。

シリコンバレーの俺ん家ラーメン:☆☆☆

店員さんのテンションもさる事ながら、味も素晴らしいクオリティでした。
みなさんもシリコンバレーに来た際はぜひ行ってみてください!Apple本社の近くです。

俺ん家ラーメン
3540 Homestead Rd, Santa Clara, CA 95051
Webサイト http://orenchiramen.com/
yelpの口コミ http://www.yelp.com/biz/orenchi-ramen-santa-clara

地図

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2011年5月19日木曜日

世界一周の旅に出る成瀬くんがインタビューに来ました。

数日前にボストンの大学にMBAを取りに行ってる友達からこんなメールが、

「後輩が、今度、世界中で活躍する日本人に会うということをテーマに、世界一周旅行に行くんですが、もしよろしければ、土屋さんを紹介してもいいですか?素直で元気で、大きな夢を抱いている男子22歳なのですが。」

うーん、まずそもそも活躍してないし、海外と言ってもサンフランシスコに3ヶ月いるだけのまだ何者でもない男なんですが。。まあ若い人に会うと刺激になるし基本来る者拒まずなんで、とりあえずOKと返事をしたのですが、、


そしたら今日本当に来ました。ww


成瀬くんです。早稲田大学に在学中で1年間ボストンのBabson大学に留学しており、今回留学が終わり早稲田は卒業単位を全部取っているらしいので、このタイミングで世界一周の旅に出て、世界で活躍する日本人をインタビューして回りブログなどで情報発信していくらしいです。

ん?どっかで聞いたことある企画だな。
そう、すでに太田英基さんがすでにサムライバックパッカープロジェクトと題し2年間世界一周の旅に出て、それをWebで発信しているのです。

まず「それ完全にテーマ被るやん!」とつっこみは入れたのですが、成瀬くん曰くちょっとテーマが違うらしいです。まあ、でも22歳で世界一周の旅に出るという事自体がすごいことで、その中で得られるモノはかけがえのないモノになるでしょう。27歳で初めて海外に来た僕としては彼みたいに22歳で世界一周が出来るというのは本当に羨ましい限りです。


3日前にシリコンバレーに来たらしいのですが、「他どんな人にアポ取って会ったの?」と聞くとAppleやらTwitterやらEvernoteなど、こっちで活躍しているそうそうたるメンバーにアポを取ってインタビューしたらしいです。そんな中、僕にアポを取るなんてホント役不足が否めない、、逆に斬新www。まあ将来肩並べられるように頑張りますよ。


とりあえず、ブランドンさんも含め色々話を聞いて成瀬くんが僕のブログを見てdogpatchlabsに行きたいというので連れて行きました。なんか最近日本から人が来たらみんな連れて行ってる気が。。まあ許可取ってないんですが。w


まあ、この辺はもう庭みたいなもんですよ。(まだ3回目w)


dogpatchlabsに入った瞬間に成瀬くんは相当な衝撃を受けてました。やっぱりこのオフィスは誰が見ても驚くんですね。

オフィスに衝撃を受ける成瀬くん

写真を撮りまくる成瀬くん

妙に姿勢がいいw
dogpatchを出てきた後に出た一言「これ相当イノベーティブですね!!」
やっぱり言うよね〜〜!(はるな愛風)

僕も初めて来たときは衝撃を受けましたが、成瀬くんも相当衝撃を受けたようです。

dogpatchを見れて満足した表情で成瀬くんは帰っていきました。なんでも明日はノンアポでFacebookとGoogleに突撃するらしいです。w

いやー本当に若いっていいですねー。22歳の時に世界一周なんて全く頭の片隅にもありませんでしたよ。22歳で世界一周をしてたらもっと違う人生を歩んでいたかもしれませんね。まあ今の人生全く後悔してないんでいいですが。


僕の話が彼にとってどれくらい参考になったかはわかりませんが、僕自身は若くて元気のある男の子と話せて刺激をもらいました。彼も今後起業家を目指すらしいです。将来またどこかで仕事ができたら面白いですね。

僕はとりあえず、彼の旅のテーマである「世界で活躍する日本人」に少しでも早く近付けるようにがんばらないと。

世界一周ガンバって成瀬くん!

2011年5月18日水曜日

サンフランシスコ生活も半分が過ぎました


サンフランシスコでの生活も早いもので、半分が過ぎてしまいました。まー未だにアメリカで働いている自分自身が信じられなくなることもあります。朝出勤するときにダウンタウンを歩いていると「あーアメリカで働いてるんだオレー」って感じで。1年前はアメリカにいるなんてこれっっっぽっちも考えていなかったのに、人間一年先はどうなっているかホントわかりませんよね。


傍から見たらサンフランシスコで働いてるなんてすごい!とか結構華やかに見える部分もあるのかもしれませんが、まあ実際のところはこっちに来て仕事面ボコボコだったりワケですよ。英語もちゃんとしゃべれてないし、そのせいで細かいところまでしっかりとデザイナーに伝えることが出来ずに、余計に時間がかかったりと日本では当たり前に出来てることもできなかったり。日本ではそれなりに仕事もしてきて前の会社でも知識面、スキルは社内では誰にも負けないと思ってたわけですが、まあサンフランシスコに来てからそんなことも知らないのかと言われる毎日です。

たしかにbtraxは前に働いてた会社とは同じWeb制作会社とはいえ仕事の進め方、スピード何から何まで違います。まあどれだけ狭い世界に住んでいたのかと思い知らされますね。だからこそ、学べる所も多いわけですが。


しかし、サンフランシスコに来てから出会う人がすごい人ばかりで本当に驚きます。今、btraxでJapanNightというイベントの企画・運営を担当しているのですが、それがキッカケでこっちで活躍しているVCの方、数人からお話が聞けたり、色んなベンチャーの人とやりとり出来たりと日本では絶対に出会えない人にサンフランシスコにいるおかげで普通に出会えます。シリコンバレーのVCの方に直接お話聞けるなんて、日本のしかも大阪の制作会社にいたときは考えられない経験をさせてもらってます。


大前研一さんが「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。」と言っていましたが、住む場所を変えるだけで出会う人がこんなに劇的に変わるだなんて。


まあでもサンフランシスコという土地の勢いがすごいというのは働いてて感じますね。サンフランシスコ市内にはインキュベーション施設が次々とできてますし、スタートアップもポコポコできてますし、最近TechCrunchなどのメディアに載るWeb系スタートアップはサンフランシスコでやってる所が多いです。
btraxも問い合わせのメールは毎日のようにありますし、コンタクトしてくる企業が「え!マジ!」と驚くような所だったり、とにかくサンフランシスコという場所がとにかくアツイというのを感じます。そういう場所にこのタイミングでいるというだけでも良い経験です。


とりあえず、あと1ヶ月半ですがとにかく日本では経験出来ないことを一つでも多く経験して帰りたいと思います。

2011年5月16日月曜日

ちょっとリッチなハイヤーサービスUberを使ってみた


Uberというサービスをみなさんはご存知ですか?

◯Uberとは
UberはiPhoneやAndroidのアプリを使って、自分の今いる場所にハイヤーを呼ぶことができるサービスです。以前TechCrunchの記事に載ったのを見てサンフランシスコいる間に一度利用したいなと思っていました。
Uberを1週間使ってみたが結果は大満足 - TechCrunchJapan
ハイヤーサービスのUber、AT&T iPhone数百台を捨てVerizonへ

サンフランシスコは意外にタクシーが少ない(日本の東京や大阪に比べて)ので、なかなかタクシーを捕まえるのは難しいです。なのでアプリを使って自分のいる場所までタクシーが来てくれるのはかなり助かります。ただ、ちょっと普通のタクシーよりは料金が高いので、あまり頻繁に使うことは出来ないのですが、今日はSafewayで大量に買い物をして荷物がかなり多かったので今回お試しで使ってみました。


◯Uberのアプリでハイヤーを呼んでみる
UberのiPhoneアプリを立ち上げると自分の現在の位置と周辺にいるUberのドライバーの情報が出てきます。やはりサンフランシスコにはドライバーかなりいますね。


自分のいる地点もしくは来て欲しい場所にピンを合わせてSet pick up locationのボタンを押します。


すると、「ここにいまーす」みたいなアイコンが出て、近くにいるドライバーを探し始めます。するとSofianというドライバーがあと3minutesで到着すると表示が出ました。最初はこれで本当にわかるのか心配でしたがマップ上で車マークがだんだん近づいてきました。


Call Driverのボタンを押すとその場でドライバーに電話をかけることもできるようです。そして、到着したのがこれ!


Lincoln(リンカーン)!!
言わずと知れた高級外車が到着しました。Uberなどの表記が全くなかったので一瞬わからなかったのですが運転手さんがiPhoneを持ってこっちを見てたのでわかりました。アプリを使ってハイヤーを呼んでから所要時間約3分。早い!


◯Lincolnに乗ってみる
Lincolnの中から出てきたのはこの人、Uber運転手Sofianさん。


写真も快くOKしてくれる、とても気さくで優しそうな人でした。Safewayで買った沢山の荷物もトランクに運んでくれ、いざ出発。



乗り心地はもちろんLincolnなので他のタクシーとは比べものにならないです。運転席の横にはiPhoneが設置されており、おそらく運転手専用のアプリが起動していました。これで僕らを見つけてくれたみたいですね。乗ってる間のUberのiPhoneアプリはというと、


車マークと一緒に移動しています。車の中でSofianと話してみると、Uberの運転手になってまだ4ヶ月みたいです。それまでは別の町で働いていたらしいのですがUberの運転手になってサンフランシスコに引越してきたようです。Lincolnを運転できるし、お客さんがいるところに直接向かっていけるので普通のタクシーの運転手よりいいですよね。

◯気になる料金は?
今回利用した距離はそんなに長い距離ではなく普通のタクシーなら大体10ドル前後の場所でした。目的地に到着するとアプリに料金が表示されました。


22ドル。普通のタクシーの約2倍でしたね。うーん、やはり一般市民の僕らにとってはちょっと高いですね。。でもサービスも良かったしSofianもいい人でしたし、納得いかない金額ではないです。料金は事前に登録したクレジットカードから自動で決済されるので財布を出したりサインをする必要もありません。これはかなり楽ですね。

ちなみにメールで送られてくる利用明細はこれ↓

Base Fare$8.00
Distance$4.99
Time$9.15
Trip Charges$22.13
Rounding Down-$0.13
Trip Discounts-$0.13
Trip Total$22.00
Credit Card Charge$22.00
Payment Total$22.00


距離と時間でチャージされているんですね。
最後まで気さくなSofian
◯利用してみて
サンフランシスコのようにタクシーが捕まりにくい地域ではやはり需要があると思います。多少金額が高くても、いつ来るかわからないタクシーよりも3,4分で来てくれるUberを利用する方がストレスが少ないですし、車の乗り心地もいいですからね。今後サンフランシスコの街にはUberの車が更に増えると思います。

◯Uberはまだスタートアップ
さて、こんなサービスを運営しているUberですが実はうちの会社の近くにあるRocketspaceというインキュベーション施設に入っている、おそらくスタッフはまだ10人以下(CrunchBaseでは7人)のスタートアップです。こういうサービスをインキュベーションに入ってるスタートアップが提供しているというのがサンフランシスコの面白いところですね。

みなさんもサンフランシスコに来た際はぜひUber利用してみてください!
http://www.uber.com/

2011年5月11日水曜日

カーシェアリングサービスZipcarが便利過ぎる




みなさんはZipcarというサービスをご存知でしょうか。

いわゆるカーシェアリングのサービスなんですが、サンフランシスコではかなり当たり前に使われているサービスです。最近、日本でもカーシェアリングという言葉はチラホラ聞こえてきてますが、まだまだですよね。Zipcarは設立からすでに10年も経っており今では世界67都市でサービスを展開している実は世界的に有名なカーシェアリングサービスなんです。

僕も噂を聞いていたので、こっちにいる間に一度は使ってみたいと思っていたのですが、アカウントを作るのに現地のライセンスが必要ということで諦めていました。しかし、先日Mountain Viewの方にアポがあり、その時に会社のアカウントでZipcarを使わせてもらうことができました。

どうやって予約するのか
Zipcarが普及した理由にはITを活用しているという部分がかなり大きいです。予約はZipcarのホームページもしくはiPhoneのアプリからも予約できます。

このiPhoneのアプリというのがかなり便利でGPSを使って自分の現在位置周辺のZipcarの置き場を表示し、借りる場所を指定してそのまま予約ができるのです。


見てください!会社の周辺にこれだけのZipcarが置いてあるのです!これだけ置いてあれば車の場所に行くのもかなり楽ですね。

どんな車に乗れるのか
かなり色々な種類の車があります。もちろんTOYOTA、HONDA、NISSANなどもありますし、なんと!BMWやVolkswagenやAudi、Volvoなどちょっとした高級車まであります。普通レンタカーでは車種はあんまり選べないと思うのですが、Zipcarは自分が選んだ好きな車に乗れるのがとても良いところですね。
今回はTOYOTAのプリウスを予約してもらいました。


車のドアにはZipcarのロゴがでかでかと付いてます。デートとかで使いたい場合はちょっとカッコ悪いですよね、しかしなんと!BMWなどの高級車系にはZipcarのロゴは付いていないらしいです!素晴らしい気配り!ww

どうやって乗るのか
まあ、そもそも鍵もないのにどうやって車の鍵開けるの?ってことなんですが、Zipcarの会員になるとこのようなカードがもらえます。


これを持って予約した車の窓の所にピッ!とすると


なんと車のドアの鍵が開くんですね〜。超手軽。
実はこれだけではなくiPhoneアプリでも開けることができるんです!


ほんとスゴ過ぎZipcar..

料金は?ガソリンはどうするの?
Zipcarの料金は車によって違いますが大体1時間10ドル前後です。しかも、この中に保険やガソリン代まですべて含んでいます。ガソリンがなくなったら、車の中に専用のクレジットカードが入ってるので、それを使って気がついた人がガソリンを入れるというような感じです。レンタカーだと大体1日からの利用になるので、ちょっとした買い物で車を使いたい時などはZipcarを使えば1時間で10ドルだけなので相当手軽に借りることができますね。

今回もMountain Viewまでアポに行って帰ってきても3時間ほどで30ドルなので、レンタカーを借りるよりは安く済んだと思います。この前、レンタカー屋さんで借りたら保険やチャイルドシートやらでかなり料金が膨らんだのでZipcarは本当に明瞭会計でいいと思います。

乗り心地は?
僕が借りたプリウスは結構新しく乗り心地は最高でした。レンタカーで借りる車よりよっぽどいい車を借りることができますし、色んな車に乗ることができるので本当に良いサービスです。自分のマイカーはZipcarだと言っている人もいるだとか。笑

なんで日本にZipcarがないんだー
今回Zipcarを使ってみて1000%東京と大阪には必要です!日本は特に維持費も高いですし、東京大阪は車はそんなに必要ないんですが、やっぱりチョコチョコ使いたい時があるんですよねー。そんな時Zipcarのように手軽に借りれるカーシェアリングサービスがあったら、どんなに良いか。。なぜ日本にZipcarがないんだ。。
噂によると法律的なところで難しいとか。でも実はTimesも同じような感じのカーシェアリングサービスをやっているみたいなんですが、Zipcarほど手軽じゃないんですよね。日本にZipcarが上陸するのを節に願います。

これからの時代は「所有」から「共有」ですよ!

参考リンク
サンフランシスコでカーシェアリングのZipCarを使ってみた
次世代のカーシェアリングモデル-ZipCar-

おまけ
実はZipcarは先日IPOをして1億7400万ドルの資金を集め企業価値10億ドルの大企業になったのですが、そのZipcarの顧問として日本人の方が関わっております。その方は古賀洋吉さんという方でハーバードでMBAを取って、その後シリコンバレーのモバイル関連ベンチャーからGlobespan Capital PartnersというVCに行き、そこでZipcarのグローバル戦略の顧問をしているようです。Zipcarを調べててたどり着いたのですが、古賀さんのブログがかなり内容が面白い+勉強になるので興味のある方はぜひ見てみてください。

ドラクエ人生論
愛の日記 @ ボストン

2011年5月5日木曜日

サンフランシスコで一ヶ月生活してみて



さてSan Franciscoでの生活も1ヶ月が過ぎ、この街での暮らしも少し慣れてきました。今まで日本を出たことがない僕としては異国の地で生活するというのは、何もかもが違う新しいことばかりでした。San Franciscoで一ヶ月暮らしてみて気付いたことをメモ的に書いてみます。


昼と夜の気温の差が激しい
今のところ一ヶ月暮らしてみて晴れてる日が多いので昼間は暖かいのですが、夜が結構寒いです。夕方くらいから寒くなってくるので、朝家を出る時はTシャツとかロンTで行けるんですが会社から帰る時になるとかなり寒いので毎日服のチョイスが難しいです。昼間でも結構日向と日陰の気温の差も激しいです。



中国人多い
聞いてはいましたが本当に中国人多いです。道でもバスでもかなりの確率で中国語が聞こえてきます。まあ僕らも中国人に見られてるんでしょうが。。

街で話しかけられてくる率ハンパない
土日、子供を連れて出歩くときは通り過ぎる人に高確率で話しかけられます。「Baby so  cute!」からはじまり「How old is she?」「eight month」という流れの会話が一日何回繰り返されるか。サンフランシスコの人は本当にフレンドリーですね。大阪のおばちゃんが話しかけてきたらイラッとするのに、サンフランシスコだと大丈夫なのはなんでだろう〜。

赤ちゃんにかなり優しい
バスに嫁が娘を抱っこして乗ると、必ず席を譲ってくれます。お年寄りでも譲ってくれます。ホントみんな優しいです。大阪のおばちゃんはどきませんけどね。



生活コストはかかる
んーやっぱり生活コストは高いように感じます。家賃も結構高いですし、外食に行っても高いし、さらにチップ払わないといけませんからねーもし本格的に住むとなると保険も高いですからね。ムムム。

設備はボロい
サンフランシスコにある建物は大体が古いので、日本に比べると色んな設備が古かったりボロいです。まずウォシュレットなんてありませんし便座も冷たいです。エレベーターも大体が古くて途中で止まりそうなものばかりですし、夜寒いわりにエアコンはなく、金属むき出しの暖房が置いてあるくらいです。家に洗濯機を置いてる所も少ないと思います。一つのアパートに1個コインランドリー置いてある的な感じですね。日本の設備って相当すごいんだなとこっちに来て気付きました。

バスでどこにでも行ける
サンフランシスコ市内の移動はMUNIというバス(路面電車)で大体どこにでも行けます。サンフランシスコの半島は端から端まで12kmくらいしかなく実はかなり小さいのです。なので通勤はその気になればどこからでも通える感じです。

バス来ない
しかし、困るのがそのMUNIのバスが全く時間通りに来ないのです。朝とかホント困ります。

坂ヤバい
サンフランシスコの坂はマジでヤバいです。ホント気を抜いたら転げ落ちます。



なんでもクレジットカード
本当にどこでも何するでもカードが使えます。ビックリしたのは路上に車停める時に30分◯ドルとかあるじゃないですか、あれもカードで支払えるようになっていたり自動販売機もカードで支払えるものがあります。本当にカードがあれば何でも買えるので現金持たなくていいので楽ですね。

店が閉まるの早い
いやホントどこのお店も閉まるの早いです。問答無用で閉めますからね。都市部でも大体19〜20時には閉まってます。いや逆にこれだけやってくれると諦めがつきますよね。早く帰ろうと思いますもん。サービス業も家でも家族とご飯食べれるのでいいですよね。日本人は働き過ぎですよ。


こっちで生活してみて思ったことは、日本の方がよっぽど新しい良い設備を使ってて、生活水準も平均的に高く、コンビニもいっぱいあって好きなときに好きなものが手に入る何不自由ない生活が送れているのに、なんかサンフランシスコとかカリフォルニアの人の方が豊かに感じます。時間もすごく余裕があるし、みんな明るいですよね。人間の豊かさとは何なのか考えさせられます。

と、まあ総じてかなりSan FranciscoをEnjoyしています。本当にSan Franciscoは良い街です。一ヶ月いるだけでかなり好きになりました。全くホームシックになりません。

こっちにいれるのもあと2ヶ月を切りましたが、San Franciscoは奥が深い街なので残りの期間でもっとディープなところまでSan FranciscoをEnjoyしたいと思います!

2011年5月2日月曜日

サンフランシスコで一ヶ月働いてみて


なんとこっちに来て、もう一ヶ月経ちました。なんと早いことか。怒涛の一ヶ月でした。ちょうど一ヶ月経ったということでこのSan Franciscoでの一ヶ月を振り返り、仕事面と生活面で気付いたこと、思ったことをまとめてみようと思います。まずは仕事面から。



仕事面に関しては一週間経った時にbtraxのブログでも書いたのですが、
インターンブログ-働いて1週間で感じた日本とアメリカの違い
書ききれなかった部分と新たに気付いたことを書きたいと思います。

働く時間の自由さ
インターンブログでも触れましたが、btraxに来てまずビックリしたのが
・週に1回しか来ないスタッフがいる
・他のスタッフも毎日は来ないで週に何回かは家で仕事
・19時には会社に誰もいない
都市伝説だと思ってましたが、ガチでみんな帰ります。日本のWeb制作会社ではまずあり得ない働き方じゃないでしょうか。ただ日本でこれをやると、「〇〇さんだけ特別扱い」とか「不公平だ」とか言う声が出てきそうと思い、ブランドンさんにスタッフにそんな風に言われたらどうするんですか?と聞いたら「日本はみんな働く条件が同じだから一人違うとそういう事を言うかもしれないが、そもそも働く条件・待遇が全員違えば他人と比べようがないじゃん。」まあホントその通りです。


ソーシャルメディアの重要さ
btraxはソーシャルメディアを活用するということにとても重きを置いています。blog、Twitter、Facebookをどのように運営していくかも毎週MTGで出ますし、ソーシャルメディア内の自社の口コミも非常に気にします。そもそもソーシャルメディアマネージャーというポジションの方もいます。アメリカは他の企業もソーシャルメディアには積極的ですね。街のお店でも大体TwitterとFacebookのアカウントのPOPが店内に貼られています。日本ではまだまだソーシャルメディアを使うことに懐疑的な意見も出ますし、ソーシャルメディアマネージャーという言葉はあまり聞かないですもんね。今後どうなっていくのか。


英語でのコミュニケーション
僕がこの一ヶ月一番苦労したのは英語でのコミュニケーションです。デザイナーへの指示出しが英語なのでうまく伝えることが出来ず、この一ヶ月かなり失敗もしました。正直、英語はアメリカに来たらなんとかなるだろうと思っていましたが、とんでもない。相当考えが甘かったです。btraxのスタッフは本当に優しい人達ばかりなので、僕のつたない英語でもなんとか聞き取ろうとしてくれますが、他では完全にアウトです。一ヶ月経ちちょっとずつ耳が慣れてきてるのは感じますが、まだまだ自分の考えや思いをうまく英語で伝えれないので毎日アルクで調べながら表現を増やせるように頑張っています。
一つ助かったのは、Web制作の用語は結構日本もアメリカも変わらない部分が多く、業界用語は伝わるのでそこは助かりました。


社内ツール
プロジェクト管理はBaseCamp、コミュニケーションはSkype、ドキュメント共有はGoogleDocsって感じですね。結構Skypeの砕けた英語表現ががおもしろくて「No problem → np」「Sorry → sryあと「OK → kOKまで略すとはww 最近Skypeで出てくる英語の略語を覚えるのが楽しみです。


社内コミュニケーション
ランチタイムはみんな結構ミーティングルームなどに集まって一緒に食べることが多いです。後は、スタッフの誰かが差し入れを持ってきたり、家から何か作って持ってくるということが結構あります。そういう事は前の会社ではあまりなかったので、素敵なことだなと思います。


オフィスにペット
オフィスにペットを連れてきます。時々犬が社内を走りまわっています。普通に癒されます。


インターン制度
今僕らを含めインターンは6、7人いますが、みんな社内プロジェクトにガッツり組み込まれています。顧客との打ち合わせにも参加しますし、重要な仕事もどんどん任されます。というかインターンだからとか正スタッフだからとか全く関係ないですね。やはりここは日本とは大きく違うところではないでしょうか。日本でもこれからインターンの活用は鍵になってくると思いますね。特に中小企業はいかに優秀な人にインターンで入ってもらい、そのまま就職してもらうかというところが重要になってくると思います。


カリフォルニアの青空
btraxブログでも書きましたが繰り返し言います。
天気は相当重要です。
天気はモチベーションに関係しますね。サンフランシスコやシリコンバレーからイノベーティブなサービスが生まれ続けているのは天気が関係していると本気で思っています。この青空を日本に輸入できたらな〜w



サンフランシスコで一ヶ月生活してみて気付いた点は明日書きます!

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