2011年4月25日月曜日

起業家にとっての理想のオフィス環境とは


先日、Brandonさんと一緒にdogpatch Labsというサンフランシスコのサウスビーチの近くにあるインキュベーション施設に行ってきました。

このインキュベーション施設はPolaris Venture PartnersというVCが運営しているらしいのですが、なんとベンチャー企業であれば審査が通ればタダで使えるのです。このdogpatch Labsにかつて入っていた企業で有名なところだとinstagramAnimotoなどが卒業生でいるみたいです。



場所は海岸沿いにあり、港の倉庫の2Fをインキュベーション施設に改装したみたいです。すぐ裏にはヨットがずらーっと並んでいました。
横にはあのwordpressを作った会社AUTOMATTIC社もありました。




入り口に入ると入ってる企業の郵便受けがあり


この中から次のinstagramとなって羽ばたいていくのはどの企業かな?
中はこんな感じです。



倉庫を改装したというので中はどんなものかと思いましたが、全然キレイで雰囲気もすごくいい感じでした。僕の知っている日本のインキュベーション施設はビルの中で微妙に狭い机と仕切りがあり、起業してもあんなところには入りたくないなーというようなイメージがあったのですが、ここは全く違いました。

ここにはおそらく20〜30社くらいのスタートアップが入っていますが机に仕切りもなんにもありません。すごくオープンです。雰囲気もなんと言えばいいかわからないですが、ここはすごく創造性が促進されるような雰囲気というか、ここにいたらクリエイティブな発想が出てきそうだなと思うようなオフィスでした。
しかも無料。

オフィスの真ん中に大きなキッチン
オフィスの中心にはカフェのような感じでテーブルとイスが並んでおり、そこにはスクリーンが設置されていました。入居しているスタートアップの人達がここでサービスのデモをやったり、プレゼンするしたりするみたいです。
実はお昼にプレゼンがあるというので、その日はそれを見にBrandonさんとここに来たのです。しばらくするとFlowtownというスタートアップの人がプレゼンを始めました。プレゼンを聞くスタイルも結構ラフでみんなLunchを食べながらプレゼンを聞いてました。


僕は英語で何が何だかさっぱりわかりませんでしたが、プレゼン後も参加している観客がかなり積極的に質問をして議論をしていました。ここでサービスのデモをやったら、すごく沢山フィードバックもらえるんだろうな。

てゆうか、超理想的な環境じゃないですか!?

無料でこんな雰囲気の良いオフィスを借りれて、意識の高いスタートアップの仲間も沢山いて、毎日のようにプレゼンやサービスのデモンストレーションやり、そのフィードバックももらえる。この環境でinstagramなどが生まれて巣立っていったんですね。

サンフランシスコから良いサービスが次々と生まれる理由がわかりますね。


・広くて仕切りもないオープンな環境
・広いキッチン
・プレゼンスペース(いつでもフィードバックを貰える環境)
・クリエイティブな発想が促進されるような雰囲気
・お互いを高め合える同居のスタートアップ企業
・無料で借りれる

こんなインキュベーション施設日本にあるんでしょうか?
誰か知ってたら教えてください。

こういうインキュベーション施設が日本に増えることを節に願います。

2011年4月22日金曜日

サンフランシスコ厳重警戒体制

ブログの更新が滞っておりすいません。

書きたいネタが溜まってはいるのですが、どうも気分が乗らなくて。。そうなぜ気分が乗ってこないかというと、この数日間サンフランシスコの天気があまり思わしくなく曇りや霧の日が続いておりました。前日btraxのブログでも書きましたが天気は色んなモチベーションに影響してきますね。

さて、今日は久々に朝から快晴でした。




お久しぶりに晴れたのでルンルン気分でバスでオフィスに向かいました。しかし、ダウンタウンに近づくと、どうも街の様子がおかしいことに気が付きました。
そこら中に警官がうろつき、白バイが止まっていました。そして警官は僕が乗っているバスにまで乗り込み、ここからは通ってはダメだ!みたいなことを言いバスはダウンタウンの中心部を大きく迂回して走ることになりました。かなりの広範囲に渡って通行止めや立ち入り禁止になっており、さすがに僕もこれはただ事ではなさそうだと思いテロの予告でも来たか?とかなり心配になりました。



しかし、進んでいたバスも途中大渋滞にハマり全く動かなくなり、しょうがないので歩いてオフィスに向かいました。そして歩きで4th streetの所まで来たのですが4th stを通ろうとすると警官に激しく注意され全く身動きが取れなくなり交差点の前で立ち往生。本当に何が起こったんだ?4th stの道沿いには多くの通勤の人達が道を渡れずにいました。

大量のポリスメン

みんな身動き取れず
この時点でまだ何が起こっているのかわからなかったのですが、色んな人の話に耳を傾けていると「・・obama・・」という言葉が。あ、オバマか!

と気付いた瞬間。急にポリスメンが動き出し。




消防やらパトカーやら大量の車が通り過ぎ、そして、、


でたーーーー!絶対オバマ車だーー!(ちょっと見切れてますがw)

あっという間に通りすぎていきました。その後すぐに道も渡れるようになり、みんな会社へ走るみたいなw

しかし、オバマ大統領が通るというだけでどれだけの範囲を交通規制するねん!という具合です。アメリカの大統領はケタがちゃいますな。w

その後もしばらくサンフランシスコの大渋滞は続いてました。w

2011年4月13日水曜日

色んな人にサンフランシスコで出会った日


今日は昼からブランドンさんに連れられbtraxの近くにあるTwitterオフィスにお邪魔してきました。先月シリコンバレーカンファレンスでもお邪魔したのですが、1ヶ月のスパンを空けてまた来てしまいました。w そろそろ顔パスでいけるかな?←冗談ですw

出迎えてくれたのはTwitterで働く日本人の琴さん。ブランドンさんと琴さんはかなり仲が良いのですが、なんとそのキッカケは矢沢永吉さん。琴さんは熱狂的なYAZAWAファンなのですが、なんとブランドンさんは学生時代に矢沢永吉の通訳をやったことがあるらしく、それを知って琴さんはブランドンさんに絶大な尊敬の念を持っているらしいです。w

実は琴さんは僕をbtraxに紹介してくれたECstudioの山本社長とも仲が良く、なぜか色んなところで繋がってておもしろいですね。





今日はTwitterでランチを食べながらお話を聞きました。先月Twitterに来た時は人数が多くあまり沢山話を聞くことが出来なかったのですが、今回は色んなお話が聞けて楽しかったです。

一つ興味深かったのが、会社の文化の話です。会社が短期間で規模が大きくなった時に組織や会社の文化をどう作るかという話で、Twitterは元々GoogleやAppleなどのシリコンバレーにいた人達が働いていたりすることが多いので、そういう会社の良いところを取り入れて組織文化を作っていってるらしいです。ちなみに今会社のカルチャーを作っている人がいるらしいのですが、その人は元Googleだそうです。

あとは、週に1回は創業者が時間を取って希望者に話をする時間を作って、ファウンダーに自由に質問やファウンダーの思いなどを共有する時間があるようですね。
さらに毎週金曜日の夕方は30分ほど全社MTGをしてそこからパーティーがあり、アーティストを呼んでコンサートもするらしいです。毎週というのがすごいですね!

Twitterは社員全員で思いを共有するというところに重きを置いているように感じました。それが会社の良い文化を作っているんでしょうね。

琴さんはこういう話を非常に真剣に僕達に話をしてくれて勉強になりましたし、すごく熱い男だと思いました。さすがに矢沢スピリットが入っています。でも一番驚いたのは僕と同じ大学出身だったということです。こっちに来てから東大か慶応かスタンフォードしか聞かなかったので、まさか同じ大学に通ってた人がTwitterで働いているなんてビックリでした。

本当に人のつながりってスゴイです。
しかし、今日はこの後も人との思わぬ繋がりを感じることになりました。




Twitterをあとにして、ad:tech San Franciscoに行ってきました。アド系の大きなイベントです。かなり数の広告系企業が出店をしていました。


GoogleAnalyticsは一番目立つところにw

スーパーマン!?

日本の会社は出てないのかな?と見るとなんとサムライインキュベートの榊原さんとNOBOTの野田さんが!実は榊原さんと野田さんは去年SamuraiVentureSummit通称SVSというイベントに参加したときに出会っていまして、まさかサンフランシスコで再会するとは!日本の会社で出店しているのはNOBOTだけのようでした。日本元気ないですね。。


でも、サムライインキュベートのみなさんは元気そうです!ぜひ海外に羽ばたいてほしいですね!榊原さん、野田さんがんばって!

今日の朝こんなツイートをしていたロックオンの岩田社長も来ると聞いていたので、お会いできるのを楽しみにしていたのですが時間もなかったので会社に戻りました。

ad:techをあとにして会社に戻るとなんとブランドンさん@にこんなツイートが!


なんと!しかも僕まで誘ってくれてる!こんなことがあるからTwitterはおもしろいですね。w ということで夜からは飲みに行ってきました。

その後榊原さんがこんなツイート


結局、adingoサイボウズなどのこっちに来ている11人くらいが集まりサンフランシスコで異色の飲み会になりました。おそらくサンフランシスコにいなければ出会うことのなかった人達なので、つくづくサンフランシスコに来ていて良かったなと思います。

こういう出会いが後々に繋がっていくとおもしろいですね。

ロックオンの岩田社長もたまたま共通の知人が何人かいて本当に世間は狭かったです。

サンフランシスコの夜景もキレイでした
サンフランシスコに出てきてちょうど10日。本当に日本にいる時とは信じられない毎日を過ごしています。


※btraxのスタッフブログにも投稿しました。よかったら見てください!
インターンブログ-働いて1週間で感じた日本とアメリカの違い

2011年4月12日火曜日

サンフランシスコの家探しで学んだこと


サンフランシスコに出てくるときに実はこちらに住む家が決まらずに渡米をしていました。日本でも探してはいたのですが、土地勘もわからないし実際に来ないとわからんということで最初の1週間はホテル暮らしをして、その間に住まいを見つける予定でしたがこれがなかなか見つからず、かなり苦戦をしました。

結局は今インターンでお世話になっているbtraxのブランドンさんやスタッフのみんなに助けてもらいながら見つける事ができたのですが、それがなんとホテルのチェックアウトの日で本当にギリギリ滑りこみセーフ状態でした。w

今後、同じようにサンフランシスコで一時貸しの家を探すをする人の為に今回の家探しで学んだことをまとめてみたいと思います。



1、マンスリーマンションではなくsublets
subletsとは一時貸しのことで、アメリカでは長期のバケーションを取ることは結構一般的で1ヶ月から2ヶ月部屋が空くので家具付きで貸します。といったものです。日本は用心深いのでなかなか休暇で家を空けたとしても知らない人に貸すなんてことはあまりないのですがアメリカは貸し出す人は多いようです。

僕も最初はマンスリーマンションのような所に泊まろうと思っていたのですが、サンフランシスコ市内はお金がかなり高くついてしまうのとマンスリーで借りれるホテルもあるのですがキッチンがないので妻が料理ができないという問題があり、subletsを探すことにしました。


subletsの家探しに便利なサイト

西海岸の巨大化物サイトcraigslist


おそらく、西海岸では知らない人がいない巨大サイトです。しかし、UIが異常にショボイです。僕も事前に英語の先生からこのサイトを聞いて調べていましたが、最初は今時こんなデザインのサイトをみんなが利用している訳がないと半信半疑でしたが実際にこのサイトは毎日大量の不動産リストが投稿されます。不動産だけでなく物の売り買いや求人の投稿もかなり多いです。

ここで僕はhousing > sublets & temporaryでほぼ毎日検索していました。本当になぜこんなデザインのサイトにみんな書きこむのか不思議なのですが、検索するたびに大量にリストが上がってきます。craigslistに載る情報はテキストと写真3、4枚と地図情報だけです。しかもやっかいなのが情報のフォーマットがないため、みんな書き方がバラバラです。

このサイトで家を探すのには少しコツがいります。

・返信が来るような英語のノリがわかるメール
実はこのサイトを日本にいる時から使って興味のあるところにはメールを送っていたのですが全く返信がありませんでした。最初はメール届いてないんじゃないかな?と思っていたのですが、ブランドンさんに聞いてみると返信が来るような英語の文章を書かなければダメだと言われ、試しにブランドンさんが打ったメールにはすぐに返事が返ってきました。英語のノリがわかるというのは結構ハードルが高いですが外国人の知り合いがいたら相談しながら書いたほうがいいと思います。

・スピードが勝負
craigslistは本当に沢山の人が見ているため物件で気に入った物があればすぐに行動を起こさないと、その物件はすぐに埋まってしまいます。実際に今回決まった物件も僕がアポを入れてから数時間の間に2件の別アポが決まってしまうほどです。気に入ったものをリストして時間が空いたときにメール送ろう♪なんてしていてはダメです。スピードが命です!

・すぐに見に行け!
気に入った物件が見つかりメールを送ったら、なるべく早くアポを取って部屋を見に行った方がいいです。先にコンタクトを取っていたけど、先にアポを取って見に来た人がいたから決めちゃったなんて話はよくあるようです。craigslistはあくまで個人対個人の取引なので先に自分がコンタクトを取ったなんて言っても誰も聞いてはくれません。先に動いた方が勝ちなのです。


その他のsublets探し情報サイト
・mixiのサンフランシスコベイエリアのコミュニティ
びびなび
ベイスポ
ただどれもsubletsの情報の更新頻度が高くないのでやはり情報量の多さではcraigslistには勝てません。メリットは日本人から借りれるということですかね。


2、多少高くても治安の良い場所を選ぶ
サンフランシスコに来る前に事前に調べている時も「安全をお金で買え!」と言われましたが、本当にそうだと思いました。サンフランシスコは比較的治安は良い土地ですが、いかんせんホームレスが多いです。今回、日本で事前に見ていたマンスリーマンションでいいなと思っていたところに実際に行ってみたら、明らかに街の空気が変わっている場所にありました。本当に日本にいるときに予約しなくて良かったと思いました。今回は自分一人ではなく嫁子供がいたので、安全は最優先に考えました。
でも、結局これもサンフランシスコに来てみないとわからないことだったので1週間、家探しの期間とサンフランシスコの街の雰囲気を感じ取るのには良い時間だったと思います。

それにサンフランシスコは実は半径12kmしかない狭い都市なのでバスもどこでも通ってますし、交通の便は非常にいいので実際どこからでも通えます。やはり都心の方がどうしても治安が悪いところが多いので少し外れたところでもいいかも知れません。ただサンフランシスコの坂は本当にキツイです。。


3、諦めない
とにかく諦めないこと。これに尽きます。今回はかなり追い詰められましたが、回りの人にも助けられ最後まで良い家を探すということを諦めなかったことが良かったと思っています。そう、諦めたらそこで試合終了ですよ。ホーホッホ。



ちなみに今回家を借りる家は
リビング、ベッドルーム、キッチン、バストイレそして書斎まで着いた広い家です。立地もJAPANTOWNに近く、街並みもきれいで治安も非常に良い土地です。

家を貸してくれるのはサンフランシスコでタイ料理屋のシェフをやっているグラハム(Graham)。とても優しそうなイケメンナイスガイです。彼女のジェシカと同棲中で今回1ヶ月ほど2人で南アフリカにバケーションに行くらしいです。

2人とも、英語がカタコトな僕らにとても優しく話をしてくれていい人というのがにじみ出ていました。こんな人達に出会えて、家まで貸してもらえるなんて本当に僕ら家族は運がいいです。><


今回の家探しは本当に苦労しましたが、いろんな人達に助けてもらい、良い出会いもあり、人の温かみを感じる家探しになりました。
Thank you! Graham,Jessica. Have a nice trip!

ちなみにグラハムの家にはなぜか、「夢」と書かれた額が飾ってあります。しかも、おそらく巨人の原監督のサイン。なぜ?ww

2011年4月5日火曜日

サンフランシスコで初出勤

いよいよサンフランシスコのインターン先であるbtrax,inc.に初出勤の日でした。

4月2日にサンフランシスコに出てきて、4月4日から出勤とはさすがに自分でもやり過ぎたかなと思うくらいのハードスケジュールで、昨日も時差ボケで夜中眠れずに本日は3時間ほどの睡眠でホテルを出ました。

しかしホテルを出ると眠気も吹っ飛ぶくらいの青空!すがすがしい気持ちで歩いて会社まで行きました。




◯オフィスに着くと

僕は英語がまだあまり話せないので出勤してなんて挨拶しようと悩みながら行ったのですが、会社に着くとすぐに日本人の男の子が話しかけて来てくれ少し安心しました。実は僕と同じく今日からインターンを開始する人がいると聞いていたのですが、それが彼・滝沢くんでした。滝沢くんは今年の3月に東大の大学院を卒業したばかりで大手コンサルに就職が決まっているのですが仕事開始がまだ先なので仕事が始まるまでの3ヶ月を使ってアメリカの会社にインターンに来るという志高き好青年です。しかも英語もペラペラでイケメンで性格が良いというかなりあり得ない3拍子いや何拍子かが揃った、僕からしたらなんて不公平な世の中なんだと思うくらい、近年稀に見る婚活中の女子に紹介したい男No1の好青年でした。婚活中の女子のみなさん、紹介しますよ。ただし有料です。おっと話がずれた。

◯英語で自己紹介

btraxは半分くらい日本人のスタッフはいますが、もちろんアメリカの会社なので公用語は英語です。朝一でミーティングがあるので英語で自己紹介してくださいねと事前に言われていたので前日寝ずに考えていたのですが、いざ本番になると考えていた言葉がポンと飛んでしまい支離滅裂。。英語本当になんとかしないと。。

◯仕事・プロジェクト

btraxで僕が担当するプロジェクトはすでにいくつか決まっています。インターンなのにこんな事までやらせてもらえるんですか!というようなワクワクする、日本にいたら絶対に経験できないような仕事ばかりです。またどんなプロジェクトかはブログで紹介できると思いますのでお楽しみに。

◯ランチ

Lunchはなんとスタッフの子が自宅でみんなの為にLunchを作って来てくれたので、それを食べながらみんなとコミュニケーションを取りました。もちろん英語なのでわからないところは滝沢くんに助けてもらいながら会話に参加しました。btraxのスタッフの方は本当にみんな良い人達ばかりで僕のつたない英語でも会話をしようと努力してくれますし、みんな優しい人達ばかりです。早くまともに英語で会話が出来るようにならねば!

◯初日を終えて

btraxという会社でインターンができるのは本当に運が良かったと感じる一日でした。スタッフも素晴らしいですし、仕事面も日本では経験できないような事ばかりです。明日からもがんばろうと思える初日でした。


帰りにダウンタウンを歩いていると大きなFirefoxの看板広告が。Firefoxの看板広告なんて日本じゃ見れないですからね。w サンフランシスコはそんな街です。

さて明日からも頑張ろう。

2011年4月2日土曜日

サンフランシスコに旅立ちます

早いものでバタバタとしている間にとうとうアメリカへ出発の日になってしまいました。

未だに地震や原発のニュースが続き、放射能の問題も先が見えず、被災地の人達が避難所で苦しい生活を強いられている中で、日本を脱出するかのようにアメリカに行くことは心が痛い部分も確かにあります。

先日アメリカから帰ってきて4月に入ったらボランティアで少し東北に行こうかと思った時期もありました。しかし、今僕が興味本位で東北に行ったとしてもできることは少ないだろうし、問題はこれから先も長く続くのに短期で手伝いに来ました的に行っても、それは善意の押売り・エゴでしかないのではないかと考えるようになりました。(もちろんボランティアで行ってる人を否定している訳ではないです。。)

日本全体が自粛ムードになっている訳ですが、今必要なことは経済を止めないということだと僕は思います。日本全体で悲しんでてもしょうがない。ここで地震の影響を受けてない普通の人達までが稼ぐことを止めてしまっては、自分の収入も減るわ税収も減るわで、日本の国力がまた下がる一方です。

今の僕にできることは、一日でも早く日本だけではなく海外も視野に入れたビジネスのノウハウを学び、1円1ドルでも多く外貨を日本に入れ、稼ぐことができるグローバル人材になることだと思いました。そしてちゃんと納税をして、稼いだお金を東北に寄付できるようになればいいじゃないですか。

というようなキレイ事ばかり言いましたがアメリカで一回りデカイ人間になって帰ってきたいと思います。

“A pessimist sees the difficulty in every opportunity; an optimist sees the opportunity in every difficulty.”
悲観主義者はあらゆる機会の中に困難を見つけるが、楽観主義者はあらゆる困難の中に機会を見いだす。
------------
過ぎたことを悔やんでも、しょうがないじゃないか。
目はどうして前についていると思う?
前向きに進んでいくためだよ。


ドラえもん
------------

それではみなさんSee you again!!


いってきます!

2011年4月1日金曜日

シリコンバレー放浪記5:Facebook訪問

6億人の会員数を誇る世界最大のSNS企業Facebook。

今年は日本でもFacebookをモデルにした映画「ソーシャル・ネットワーク」の公開もあり、Facebookの知名度が上がっておりビジネスでFacebook活用のニーズも高まっている中、今回Facebook社へ訪問できるのは本当にラッキーでした。


「ひょっとしたら”彼”に会えるかも」と小さな期待を胸にGoogleを後にし、Facebookに向かいました。



Facebookはスタンフォード大学もあるパロアルトに本社があります。


閑静な住宅街の中にあり外見もそんなに目立たないので、一見これがFacebook?という感じでしたが、中に入るとやっぱりFacebookでした。

色んな人のサインが書かれているボード

◯うれしい遭遇

今回の訪問は30人という大人数での訪問で入り口は日本人で一杯という異様な光景でした。w Facebook側のホストは中島弘美さんというFacebookのLanguage Managerをしている方で、今は本社には純日本人は中島さんくらいしかいないらしいです。

中に入るとすぐに、この前テレビで滝川クリステルがFacebookに訪問した際に映っていた一面に色んなサインや落書きをしてある大きな壁があり、その先がオフィスでした。映画の中に出てきたFacebook社内となぜか雰囲気が似ているような気がしました。おそらく全然違う内装だと思うんですが。

そしてオフィス内に入って少し進むとガラス張りの会議室があり、そこを横切ろうとするとなんとそこには、、

あのFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が!!!
そして僕らに笑顔で手を振ってくれているではありませんか!

まさか今回マーク・ザッカーバーグ氏に会えるとは思わなかったので、ミーハー丸出しで喜んでしまいました。w 普通にいるんですね。マーク。

◯Ben Gertzfieldさんの話

僕ら30人は大きな会議室に通されて、そこでFacebookのソフトウェアエンジニアのBen Gertzfieldさんに質疑応答を含めて1時間ほどお話をお伺いすることができました。

Ben Gertzfieldさんは今までPayPal、VMwareのエンジニアを経てFacebookに入った方で日本語も勉強しているらしく、まだつたない日本語でしたが一生懸命英語と日本語を使い僕らの質問に答えてくれました。

話の内容は今回入る時にNDAを結んでいるので詳細は書けないのですが、1時間に渡りかなり沢山の質問をBenさんは笑顔で答え説明をしてくれました。

当たり障りの無いところで一つ話をすると、こちらの参加者の一人から「Facebookはエンジニアの会社というイメージがあってやはり社内でもエンジニア発言力が強いのでしょうか?」というような質問があり、その質問にBenさんはこう答えてくれました。

「僕が以前いたPayPalという会社はマーケティング部門の発言力が非常に強い会社だったのでエンジニアとしてはあまり面白い仕事はできなかった、次のVMwareという会社は反対にエンジニア部門の発言力が強くエンジニアが欲しいと思った製品を市場のニーズを考えずに作ったりしていた。Facebookは今ちょうど中間くらいかな。エンジニアチームもビジネスチームもすごくバランスがいい状態だよ。」

Facebookの今の勢いを象徴するような答えでした。やはりFacebookという会社の全体としての組織バランス、チームワークの良さが今の勢いに繋がっているのではないでしょうか。


もう一つ、CEOマーク・ザッカーバーグについてBenさんは「マークとは毎週話す機会があるよ。マーク・ザッカーバーグはまだ現場の人、とても近い存在だよ」とも言っていました。

すでに評価額750億ドルという巨大企業のCEOなのにまだ現場にいるとは驚きでしたが、たしかにマーク・ザッカーバーグ氏は社長室とかではなく普通に会社の中央に他のスタッフと机を並べて座っていました。


今回、訪問してみてわかったのはFacebookは僕らから見ると会員数を6億人を抱え会社の評価額も750億ドルを越える超巨大企業に見えていたのですが、実態はまだスタートアップの雰囲気さえも残る勢いのあるベンチャー企業でした。会社の規模がこれだけ大きくなっているのに、いい意味で大企業っぽさがなくリベラルでノッてるベンチャーの雰囲気をまとっていました。

何より、今回日本から来た30人の訪問者に対してFacebookの中島さんやBen Gertzfieldさんは1時間も時間を取って、一つ一つの質問に丁寧に答えてくれた親切な対応に僕のFacebookへの好感度はかなり上がりました。

後で色んな参加者にどこの会社が一番良かった?と聞くとFacebookと答えた人が多かったのは言うまでもありません。





その後、近くにマーク・ザッカーバーグ氏の自宅があるということでミーハー根性丸出しで行ってきました。とても1兆円を超える資産を持つ富豪の家とは思えないような感じで、これでまた僕のマーク・ザッカーバーグ氏の好感度が上がってしまいました。w

Facebookページ