2012年3月29日木曜日

第4回SF New Tech JapanNight日本予選、明日開催!


日付変わって明日30日、第4回SF New Tech JapanNightの日本予選がVOYAGE GROUPにて開催されます。僕が一年前にサンフランシスコで企画運営をしていたJapanNightも今回で早4回。今回も沢山の応募者の中から15社が選出され日本予選でサンフランシスコの本戦に出られる6社が決まります。


今回出場するスタートアップの中にはGoodpatchがUIのお手伝いをしているco-meetingやbtraxで同じ時期にインターンをしていたShuheiがメンバーに入ってるCreattyなど知り合いも何社か出るので彼らにはぜひがんばって欲しいです!
ぜひ本戦に出場してもらいたいですね。


今回は審査員やパネルディスカッションもかなり豪華でMOVIDA JAPANの孫泰蔵さん、インキュベイトファンドの本間真彦さん、元Quoraのデザイナー上杉周作くん、ブランドンさん。審査員には元Flipboardデザイナーで500startupsメンターのCraig Mod氏など超豪華なゲストが一杯です。

JapanNightもたった1年でここまで来たかーという感じですね。本当にすごいイベントになっちゃいましたね。


3月30日のVOYAGE GROUPの会場は盛り上がること間違いなしです!

チケットは売り切れ必須です!
15社の英語プレゼンぜひ見に来て応援してあげてください!

第4回SF New Tech JapanNight日本予選チケットはこちらから




2012年3月19日月曜日

EtsyでMac Book Airケースを注文してみた


前々からMac Book Airケースちゃんと買わないといけないなーとは思っていたんですが、ヨドバシカメラとか電気屋とか日本のネットショップ見てても、なんかピンと来るものがなかったのと、なんか誰かとカブってしまいそうなのが嫌で、ずっと前のパソコンケースに入れてたのですが、何気に最近日本でも同じようなサイトが乱立してきそうな勢いのEtsyを見ているとMac Book Airケースおしゃれなもの結構ありますな。


検索するとMac Book Airのケースだけでもおそらく数百個出てきます。
しかもハンドメイドのおしゃれなケースが一杯!

いい機会だから一回Etsyで買ってみよう!ということで注文してみました。

選んだのはこれ↓

国際メール便風のおしゃれなケースお値段29.90ドル。円で2400円くらい。
しかも配送料は8.80ドルでした。安いですねー!

決済もPaypal決済で住所の入力の必要もなかったので楽チンでした。

Etsyはデザインもシンプルですが注文決済のフローもシンプル簡単に設計されていて、ECはやはりこういう所大事ですね。

ただ、実は海外のショップからモノを買うのは初めてだったので、実際届くのか心配ではあったのですが、今日無事に届きました。



3月12日に注文して18日に届いたので、むしろ早いとすら感じましたね。海外で注文してこんなに早く届くのか。

特に商品の不備もなく商品もしっかりした物なのでかなり満足してます。
いやー普通にこれからもEtsyで買おう。
今までなんとなく敬遠していた海外から買うということも、これがキッカケで普通に買うようになりそうです。

MBAのケースやiPhoneケースなど、日本のショップに売ってないようなオリジナルの物が欲しい人は特にEtsyおすすめですね。


さて今後、日本でもハンドメイドの市場には色んなサービスが出てきそうな感じです。
僕の友人が今開発中のサービス「Creatty」も注目です。

2012年3月10日土曜日

ちょうど一年前

ちょうど一年前の3月10日に僕はbtraxの面接を受けるために成田からサンフランシスコに向かった。

生まれて初めてのサンフランシスコに降り立った時の気持ちの高揚感は今でも時々思い出す。




とにかく寒くて、どこかでゆっくりしたかったけど、でもサンフランシスコに着いて1時間でbtraxの面接に行かないといけなくてかなりドキドキしてた。そしてbtraxに行ってブランドンに会って、インターン合格して、数ヶ月サンフランシスコで働けることが決まりテンション上がってたなー。

しかも次の日はiPad2の発売日で夜のAppleStoreの準備を見て興奮してたっけ。



でも、ちょうどその時に日本では東日本大震災が起こってた。

1日、日本を出るのが遅かったら成田は閉鎖されサンフランシスコにも来れなかったし、btraxで働くことも出来なかった。

この一年、僕がサンフランシスコに行ってbtraxで働いて日本に帰って来て起業して今こうしているのも、あの時たった一日だけ早く日本を出ることが出来たから。

あの日を堺に日本も変わったけど、僕のターニングポイントのあの日だった。

そう考えると感慨深いね。


2012年3月1日木曜日

起業して6ヶ月経ちました



みなさんお久しぶりです。
Facebookでも無事を報告しましたが僕は無事です。

さて3月に入り僕と谷がGoodpatchを起業してから早くも丸6ヶ月が過ぎました。

本当にこの6ヶ月というのは人生そう簡単にはうまくいかないというのを嫌というほど思い知らされた6ヶ月となりました。



今書き始めたこのブログ。取り繕って書こうか等身大のまま書こうか迷っております。うまくまとめれるか分かりませんが書いていきます。


いやー本当に起業というのは当初考えていた事はかなりの確率で思う様にうまくいかないですね。たしかにそういう様なことは聞いてはいましたがホンマでしたね。


Goodpatchは去年流行ったWebサービス系で起業した会社とは少し違った起業の仕方でした。
僕は起業する時に掲げた事業は3つあり
・Coworking事業(HUB Tokyo)
・モバイルUI・UX
・海外進出支援
という3つの事をやるつもりで会社を立ち上げました。そしてさらにWebサービスもやるつもりでいました。

その時のブログ ロゴと事業と創業メンバーとパーティーなど

この時点で気付くべきでした。起業時に3つ4つの事を同時に進めるのは無謀だということに。。(薄々は感づいていたんですが)


収益の上がらない事業に時間を費やした3ヶ月
Coworking事業のHUB Tokyoについては僕も谷もサンフランシスコで衝撃を受けた事の一つであり、とても思い入れの強い事業でした。半年前は東京にもまだコワーキングスペースも少なく、さらに9月にサンフランシスコに飛んでHUB Somaの人と交渉してHUBを東京に持ってくる事の了承を得ることが出来て、僕はノッていました。

その時のブログ グローバルに繋がるCo-working Space" THE HUB"を日本に

サンフランシスコから帰って来てからは色んな人が僕にコンタクトしてきました。そしてHUB関連のアポでスケジュールはどんどん埋まっていました。しかし、持ってくる了承を得たものの場所も決まってない、資金も目処がついていない。何も決まってない状態でした。
しばらく経って東京にはどんどんコワーキングスペースが出来ており、HUBを持ってくると言った僕は中途半端なモノが出せないなと少し焦りを感じていましたが、HUBの件で会いたいと言ってくる人に会う日々が続いていました。
この間3ヶ月、会社の売上を上げるための営業はほとんどしていませんでした。仕事は起業前に頂いた仕事がありそれを谷が制作していたのですが、とても人件費を賄える売上ではなく、谷はその時大阪にいたのでいつも僕がアポに行ってるけどいつも何をしているんだろうと思っていたと思います。HUBはすぐに収益の上がるものではないにも関わらず、僕は起業後の大事な時間を収益の上がらないHUBに費やしてしまっていました。


ファウンダー同士が離れていた
最初は僕が東京、谷が大阪という形で遠隔で仕事をしていました。しかし、起業後2ヶ月を過ぎたぐらいから直感的にこのままではまずいなと感じ始めました。具体的に何がまずいかはその時には言語化できなかったんですが、やはり起業直後にファウンダーが離れて仕事をしているのは空気感が共有できず、気持ちのすれ違いが起こっていたと思います。僕はなるべく早くに東京に来てくれませんか?と言い、同じような事を感じていた谷は12月に東京に引越して来てくれました。あのまま離れてやっていたら今はなかったかもしれません。


4ヶ月目でピボット
HUB Tokyoは最初Goodpatchの事業でやるつもりで動いていましたが、東京に色んなコワーキングが沢山出来始めたのとHUBの話が大きくなるに連れて僕個人=Goodpatchではリスクが取れないなと途中から感じてきました。それと同時に他にも東京でHUBを作りたいという人が現れ、その中で出会った人たちとチームを組むことになり、そしてHUB Tokyoに関してはHUB Tokyoを運営する会社を別法人で作るという事になりました。
HUB Tokyoはこの時点でGoodpatchのものではなくなってしまったのです。Goodpatchのメインにしようと思っていた事業を失い、ここでピボットをする形になりました。


受託をやりながら
12月にHUBをGoodpatchでやらないと決まってから、それまでおろそかにしていた営業活動を再開しました。東京ではWebサービスで起業する人たちが増えて、とりあえず小額の投資を受けやっていくというパターンが王道化しつつあり、それを見てたしかに羨ましくも思った部分もありましたが、Goodpatchはまず自分たちで食べていけるようになろう、そしてその収益をサービス開発に投資していくという方針にしました。
ありがたい事に知り合いのツテなどからお仕事をいただきながら、この2ヶ月くらいは売上を上げるために受託でWebデザインや構築、スマホのコーディングなどをしています。


事業を一つにフォーカス
この2ヶ月で下請けの受託だけではなく、おもしろい新規のWebサービスの開発に関わる機会があり現在2つのサービスのUIをGoodpatchで担当しています。昨年はスタートアップが急激に増え、大量に生み出されたサービスの中には、内容はおもしろく可能性があるのにUIがあまり良くないサービスもありました。今回関わっている2つのサービスのUIの仕事は僕ら自身も楽しく僕らのデザインで喜んでくれているのが単純にうれしいです。今のGoodpatchが提供できる価値はこれなんだなと実感しています。

ということでGoodpatchは当初掲げていたCoworkingなどの事業はすべて取っ払い
WebサービスやアプリのUI - ユーザーインターフェースに事業をフォーカスしました。
これからのサービスはUI(もちろんUXも)が競争力になる時代です。
新たなサービスを生み出そうとする人たちをデザイン面でサポートすると共にそのサービスがUI面で差別化を図れるようにしていきたいと思っています。

サンフランシスコで働いている時に向こうのスタートアップのUIを見て来ましたが、βローンチの時点でかなりの完成度のUIでした。やはりサンフランシスコではUIデザイナーの層も熱く、UIが重要だというのが分かっているのでスタートアップの段階からかなりそこに比重をおきます。日本でこの部分を少しでも底上げしたいと思っています。


この6ヶ月は失敗だったのか
起業して6ヶ月、結局元々やろうとしてたHUBができなくなったり、売上が思ったより上がっていなかったりと傍から見たら失敗しているように見えるかもしれません。そうですね失敗です。ただ僕はHUBをやろうとしたことは後悔はしていません。この半年HUBをやると宣言しなかったら出会えなかった人達が沢山いました。全く違う業界、バッググラウンドの優秀な人達にも出会うことができて、とても刺激をもらいましたし、HUB Tokyoのチームは素晴らしい仲間です。
事業も最初の重たい状態から1つにやるべきことが定まり、前よりも進むべき方向性がシンプルになりました。

色々なことがありましたが決して無駄な6ヶ月ではありませんでした。

そして、この6ヶ月は人との繋がりというのを今までの人生の中で一番意識した6ヶ月でした。サンフランシスコでの出会いがそのままビジネスに繋がったり、HUBでの出会いもここでつながるのか!と驚いたことも。そして、今はクラウドだ遠隔だと言われる時代ですが、直接的なつながりというのは本当に大事にしなければいけないと教わりました。「病気になってよくわかったのが、社会って起業した時のイメージよりもずっと直接的なつながりでできているということです。直につながった人のためにできることこそが、社会に還元できることで僕の場合、彼女や肉親や友達に、どれだけ誠実に対応できるかなんだと考えるようになりました。」12月に亡くなった知人の言葉ですが非常に心を打たれました。
直につながった人に誠実に対応、貢献することが社会貢献だということ。この言葉を常に意識して生きていきたいと思っています。

という訳でまとまったのかまとまってないのか良くわかりませんが、こんな6ヶ月でした。

おそらく、この後も様々な困難が待ち受けていると思いますが、何があっても諦めず、誠実に対応し、前向きにやって行こうと思っています。


失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたい。
松下幸之助 


やべーなんか真面目過ぎる文章になってしまった。
フフフ☆いいや!OK!※ローラ


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