2011年12月31日土曜日

2011年を振り返り|忘れられない一年でした!

さて2011年も最後の日となりました。

この一年は僕の人生でも最も生活が激変した年でした。

ちょうど一年前にシリコンバレーに行くことを決め、このブログを書き始めました。
当時、
・西海岸に誰一人知り合いがいない
・海外旅行に行ったことがない
・英語がしゃべれない
・嫁とまだ生まれて数ヶ月の娘がいる
という状況で、色んな方に助けてもらい運良くサンフランシスコのbtraxでインターンとして働くことができました。



振り返り
1月2月はひたすらイベントで「シリコンバレーに知り合いいませんかー?」と聞きまくりシリコンバレーに行くツテを探しまわっていました。運良くECstudioの山本社長にbtraxのブランドンさんを紹介してもらうことができました。

3月にbtraxの面接のためにサンフランシスコに行き、着いたその日に日本では東日本大震災が起こりました。一日出るのが遅ければ僕のサンフランシスコ行きもなくなっていたと思うと本当に運が良かったと思います。

4月からのサンフランシスコでの生活は毎日とても刺激に溢れており、ブランドンさんやbtraxのスタッフのみんなと働いたこと、JapanNightの運営を通じてサンフランシスコやシリコンバレーで出会った人々、初めての海外での暮らし、DogpatchLabやThe HubなどのCoworking Spaceとの出会いなど。サンフランシスコに行っていなかったら得ることができない経験ばかりでした。

7月に日本に帰ってきて、起業準備を始めたわけですが、詳しく事業内容が決まらないうちから友人の谷さんを起業に巻き込み、しかもずっと仕事をしていた関西ではなく東京で起業するという暴挙?に出たわけですが、関西の皆さまは暖かく送り出してくれました。

9月にGoodpatch(株式会社グッドパッチ)を起業し、The HubというCoworking Spaceを日本に持ってくるためにサンフランシスコに行って交渉をしたり、10月にはSF New Tech JapanNightの日本予選を主催したり、起業してから今で4ヶ月が経とうとしていますが本当にあっという間でした。

こう振り返ると2011年は前職の会社を退職→渡米→起業と盛りだくさんでしたが、本当にエキサイティングな一年でしたね。関西のしがない制作会社のディレクターをやっていた頃からしたら、とんでも無く変化の大きな年でした。


何を得たのか?
まず1つはやはり出会いです。今年は自分の人生でもかつてないほど多くの人と出会った年でした。サンフランシスコ、シリコンバレーで出会った人達、JapanNightを通じて出会ったスタートアップの人達、HubTokyoのプロジェクトで出会った社会起業家やソーシャルビジネスの人達。本当に魅力的な人達ばかりで相当刺激を受け、良い影響を受けました。
あとは経験ですかね。もちろんサンフランシスコでの経験は日本の中だけで生きてきた僕からすると衝撃的な事ばかりでしたが、海外で働くという経験はなかなかできない事なので今後の財産になるでしょう。そして起業してからの4ヶ月は自分の足で立つという難しさを身を持って叩き込まれました。サラリーマン時代がどれだけ甘かったかを知ることができました。

自分のまわりは大変だったろうなー
一緒に起業した谷取締役。最初は東京大阪で離れてやっていましたが、12月に大阪を引越し東京に来てもらいました。谷さんはともかく、もちろん奥さんの巴絵さんまでも東京に来なければいけなくなり、谷家の生活まで一変させてしまった。ホント申し訳ない。巴絵さん本当に感謝しています。

でも一番、大変だったと思うのが妻と娘です。特に妻は、僕が3月に会社を辞め、まだ7ヶ月ほどの娘を連れてサンフランシスコに行くハメになり、英語もしゃべれない中、3ヶ月も育児もしながら見知らぬ土地で生活をし、帰って来たと思ったら今度は起業で東京に行くという。たった一年で大阪→サンフランシスコ→大阪→東京をいう大移動を小さい娘を育てながら僕に付いて来てくれた。本当に普通の家庭であればとっくに家庭崩壊しかねないめちゃくちゃな旦那ですが、本当によくぞ付いてきてくれたなと。
本当にこの一年、妻と娘がいなければやって来れませんでした。本当に感謝しています。

2012年はどうするか
2011年は始動の年でした。2012年は結果にこだわる年にしたいと思います。来年は必ず目に見える形で結果を残したいと思います。ただ、それだけです。



実はちょうど一年前の2011年の運勢というiPhoneアプリで興味深い結果が出ていました。
鏡リュウジが占う総合運
「2011年、あなたは広い世界に向かって羽ばたく翼を手にします。あなた自身、より高みを目指して飛躍したくなるはずです。あなたの目はつねに外へ向き、物事をグローバルにとらえようとするでしょう。〜中略〜あなたの「より広い世界に羽ばたきたい!」という欲求はこの年、きっと叶えられます。そこで見たもの、経験したことは、あなたの一生の宝となるでしょう。」

たしかに、この占い結構ドンピシャ当たってる。。


本当に2011年は忘れられない一年でした!ありがとう!良いお年を!

※紅白見ながら書いてるのでなんか文章ぐだぐだな感じですいませんw

2011年11月23日水曜日

近況報告とHub Tokyo進捗


久しぶりのブログの更新です。すいません。

Hubを持ってくると言って約2ヶ月。

この2ヶ月、日本ではCoworking(コワーキング)がちょっとしたバズワード化してて、次々と新しいCoworking Spaceができています。こんなにも急速な勢いでCoworking Spaceが立ち上がって行くとは思いもしませんでした。

いや、正直焦りますよね。w

しかし、この2ヶ月僕も何もしていなかった訳ではありません。

ブログのパワーを実感
実はこの2ヶ月の間、毎週の様にこのブログの記事を見てと色んな方がコンタクトを取ってきてくれていまして、自分でもビックリしています。
・Hubに興味がある
・プロジェクトを手伝いたい
・Coworkingを立ち上げたい
などなど
時には、ビックリするような大きい会社の方からもコンタクトがあり、改めてブログでの情報発信は大事だなと感じました。

このブログでHubを東京に持ってくると宣言してから、本当に新たな出会いが沢山あり、Hubという場所が世界中で社会起業家の為のCoworking Spaceとして使われているので、今まであまり関わることがなかった社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)の領域の方々とも出会うことができ、普通にやっていたら出会うことがなかったであろう人々と出会えているので自分としては非常に良い経験になっています。

Hub Tokyo Projectチーム結成
実はHubを東京に作りたいと思ってる人達は他にも結構いて、そういう方々と組織横断的にプロジェクトチームを組み、Hub Tokyoを作るプロジェクトを進めている状態です。僕なんかは足元にも及ばないくらいのとても優秀な人達が集まって来ており、そんな人達とディスカッションしながらプロジェクトを進めれるのは、自分にとっても良い勉強になっています。
日本でも前からHubを知っていて、Hubという場所を求めている人も意外と多い様で、僕のFacebookにチョクチョクメッセージが来るのですが、ちゃんと前には進んでいますのでご安心を。

Coworkingと呼ばれるスペースが急速に増え、すでにレッドオーシャン化してるのでは?という見方もありますが、この領域はまだまだ可能性を秘めていると思っています。しかし、不動産を持っている方々などが今の流れに便乗して、名前だけCoworking Spaceと名付けて作っているという話もよく聞きます。Coworkingは人ありきですし、場所と設備という価値しか提供出来ない所というのはCoworking Spaceではありません。

僕らのチームがどういう価値を提供できるのか、どのようなコミュニティを形成することができるのか、まだまだ詰めていかなければいけませんが、一つ共通認識として持っているのは「コミュニティのさらに先の価値の提供」ということです。心地の良いコミュニティにするというのはもちろんなんですが、それだけではない、その先にある新しい価値を提供できないといけないと考えています。

とりあえずは残念ながら今のCoworkingブームには乗れませんが、今は焦らずキッチリとチームとビジョン・コンセプトを固めて、イメージに合うような物件が出てきたら即動けるような体制を作って行きたいと思います。


さて、今後どのような方向に進んでいくのか。またブログで報告していきます。

Hub Tokyo Projectを手伝いたいという方がいらっしゃいましたらtsuchiya[at]goodpatch.coかTwitterFacebookでご連絡ください!

2011年10月2日日曜日

JapanNight最終予選が10月8日に開催!スタートアップ12社による英語プレゼン、豪華ゲストによるパネルディスカッションなど見所満載です!


僕がサンフランシスコでのインターン中に担当したSF New Tech JapanNightの第3回が11月3日に行われます。それに先がけ今回は新しい試みで東京でセミファイナルを行いJapanNightに参加できる6社を選出するという形になりました。

しかも、今回はTechWaveとの共催により「世界で通用する視点と行動」と称し、日本企業の海外進出に関する大々的なイベントとなっております。

見所としては
1、予選通過12社による英語でのプレゼンテーション

2011年9月21日水曜日

San Franciscoのその他Co-working Space|dogpatchLabs、RocketSpaceなど

先週のSan Francisco滞在中にSan FranciscoのCo-working Spaceをいくつか回ったのでその写真をアップ。

・DogpatchLabs

弊社Goodpatchの社名の由来でもあるDogpatch Labs。今回、TechWaveのツアーで来てる方々をSan FranciscoのCo-working Spaceを案内するツアーをしたりしたのですが、その中でも一番の人気の場所でした。




しかし、先日TechCrunchに悲しいニュースが。
SF Port Authority Shuts Down Tech-Hub Pier 38; Boots All Tenants Including Dogpatch Labs, Polaris Ventures, Automattic, True Ventures

instagramAnimotoなどを輩出したDogpatchLabs、WordpressのAUTOMATTICが入ってるPier38。そのPier38に入っている企業に対してSF湾岸局から9月末までの退去命令が下ったのです。どうやらPier38はオフィスとしての安全性に問題があるということらしいです。
回りにはUNSAFEという赤紙が
僕はSan Francisco滞在中にDogpatchLabsに大きな衝撃を受けたのが今の活動に繋がっているので、あの場所からDogpatchLabsがなくなるというのは本当に悲しいことです。。。今回の渡米で最後にDogpatchLabsに入れたのは本当に良かったです。

・Hub Berkeley



今回Hubの推薦状をもらうにあたってBerkeleyのHubにも行ってきました。UC Berkeleyのすぐ近くにあるのですが、広さはHub SOMAよりも全然狭かったのですが東京で実現できるとすれば広さ的にはこのくらいかな?というようなイメージです。雰囲気はとても良かったです。

・RocketSpace



Ycombinatorの卒業企業なども入っているRocketSpace、btraxでのインターン中に一回来たのですが、たった数カ月でかなり変わってるというか大きくなってる印象でした。入り口を入った所の柱に入居企業のロゴが貼ってあるのですが、以前来たときは2本の柱に貼ってあったのですが、今は4本にびっしりロゴが貼ってありました。上の階も増床してSFでもかなり大きなCo-working Spaceになっています。ちなみに日本企業では唯一miepleのtaroくんが入居しています。

・pariSOMA



机が卓球台というおしゃれなpariSOMA。中は吹き抜けになっていて天上が高くていい感じです。

・Citizen Space



なぜか壁にNHKのマスコットキャラクターのどーもくんが貼ってある。w シャンデリアが素敵です。

San FranciscoのCo-workingはSOMAエリアにかたまってるので気合入れれば歩きで回れるので興味ある人はぜひ回ってみては?w

参考URL
最近San Franciscoで話題のCo-working Spaceまとめ

2011年9月13日火曜日

グローバルに繋がるCo-working Space" THE HUB"を日本に


ブログに詳しくは書いていませんでしたが、僕の今回のサンフランシスコ滞在の大きなミッションはThe HubというCo-working Spaceを日本に持ってくるための交渉でした。

THE HUBとは
Hubはロンドン発祥のCo-working Spaceで世界中で展開しており、現在各国26ヶ所にHubがあります。もちろんSFにも Hub BayAreaがあります。そして、その数は今もどんどん増えており今後ロスアンゼルス、ワシントンDC、シアトル、ドバイ、オタワ、韓国のソウルなどがすでにできる予定になっています。Hubはメンバーシップ制をとっているのですが、一番の特徴がHubのメンバーであれば世界中のどこのHubでも利用することができる権利が与えられるという点です。グローバルに活躍するビジネスマンにとってはとてもメリットのあることです。

・どうしてHubか
Hubはbtraxでインターンをしているときに興味を持ったCo-working Spaceの一つでした。なんといっても一番の魅力は上に書いてある世界中のHubを利用出来るという点です。
僕はbtraxにいる間にdogpatchLabsやRocketspaceなどSFのCo-workingに衝撃を受けて日本でCo-working Spaceをやりたいなとは思っていたのですが、帰って来てみると日本でもCo-workingブームが起こっていました。でも、どれも何か自分の思い描いているものと違うなと思っていたのです。今日本の一番の課題はグローバル展開、グローバルに繋がるという部分です。HUBを日本に持ってくれば、ただ単にCo-workingをやるよりおもしろいだろうなと漠然に思いました。

そして、Hubの本社に資料を問い合わせたところ、世界中に沢山出来てきてて韓国のソウルにもできるのに日本の東京にできる予定もないのに唖然としました。ここでも日本は置いてけぼりをくらっているのか、、と。

なぜ東京という大きなマーケットが無視されているのか。。
これは誰かがやらにゃいかんぜお。という事でHub Tokyoを作ることを決心しました。

・Hubを作るには
Hubを東京に作るには結構なSTEPがあり、最初の大きな壁が「他の国のHubから推薦をもらう」ということでした。もうそれはHub SF(SOMA)からもらうしかないでしょう!ということで今回の渡米という具合になったのです。


・推薦をもらいにHub SF(SOMA)へ
そして、本日僕とブランドンさんとさとみの3人でHub SFに行ってきました。さとみはbtraxで一緒にインターンをしていたのがキッカケで今回の仕事を手伝ってもらっているのですが、彼女はTOEIC満点のバイリンガルなので今回のHubのアポ取りから僕の英語の通訳まで色々と手伝ってもらっています。いやほんと手伝ってもらいすぎw

ガラスに世界地図 シャレオツ

今回はラッキーな事にアメリカ全土のHubの立ち上げの責任者の人がたまたまサンフランシスコに来るということでその人に会いに行きました。怖そうな人が出てきたらどうしようと思っていたのですが、はじめて会った瞬間に優しい良い人という感じがにじみでてたのでちょっと安心しました。彼はMichaelといって、現在LAとワシントンのHubの立ち上げでアメリカ全土を跳び回っているということでした。ほんとにこのタイミングでSFに居てくれたのはラッキーでした。

Michaelと一緒にLunchに行き、いよいよ交渉開始。
・なぜ東京にHubが必要なのか
・東京にHubを作るメリットは何か
・Hub SFとどのようなコラボレーションの可能性があるか
など、英語が出来ない僕に変わって、ほとんどブランドンさんやさとみがしゃべってくれたのですが、僕もなんとか熱意だけは伝えようと3ヶ月間住んでた時に感じたサンフランシスコのCo-working Spaceの衝撃について拙い英語でしゃべりました。

結果、Cool!一緒にやろう!と固い握手を交わしてくれました!

ということでHub SFの推薦を貰えることになりました!!!

いやー良かった!ほとんどがブランドンさんとさとみのおかげの様なもんですが、なんとか一つ目の大きな壁は越えることができました。

特徴的なHubの机 各Hubに置いてあるっぽい
やっぱりkitchenは基本ですね
・Michaelの夢
MichaelとのLunchの中で一つ印象に残ったのが、彼の夢の話が非常に感動的でした。「今すごいスピードで各国にHubが作られていて来年には世界中に50のHubが出来ることになる。僕は2年後に世界中に何十にもなった各地域のHubを立ち上げた人達を呼んで、大きな机を囲んでみんなでDinnerをするのが夢なんだ。」
と言っていました。はい、その夢乗った!



ということで、GoodpatchのCo-working事業もやっとスタートラインに立ったという感じですね。もちろんこれから
・Hub Tokyoの場所
・スポンサー探し
・入居者を集める
という非常に難しい越えなければならない壁がありますが、
Hub Tokyoを「世界中の人々を繋げ、「よりよい世界」のためにエンタープライジングなアイディアを実現、コラボレーションをすることができるようなグローバルプラットフォームにする」
というビジョンに賛同してくれる同志は必ずいると信じています。

Hub Tokyoの立ち上げに興味のある方や不動産や投資家を紹介していただける方がいらっしゃいましたらtsuchiya[at]good-patch.comかTwitterFacebookでご連絡ください!




2011年9月7日水曜日

明日から2ヶ月ぶりのサンフランシスコへ!



明日から16日までサンフランシスコ、シリコンバレーに行きます。

btraxでのインターンを終えて早2ヶ月。
またいつかサンフランシスコに戻りたいと思っていましたが、こんなに早く戻れる日が来るとは。w


僕が日本に帰ってきてから見てると日本企業のシリコンバレー熱はさらに高まっており、僕より若い世代の起業家がどんどんサンフランシスコ、シリコンバレーに行っています。9月もTechCrunchのイベントの関係で大量に日本人が向こうに行くようです。
個人的には非常に良いことだと感じています。僕が今年の春から行っていた時は日本の若者がシリコンバレーに昔ほど来なくなったと嘆いている日本人投資家の方もいらっしゃいましたが、この半年ですごい変わり様です。

まだ
・ビザの問題
・住む場所の問題
・働く場所の問題
・英語の問題
など解決しなければならない問題は沢山ありますが、そこが解決してから行くなんて人はそもそも向いてないので、今向こうに行ってる若い起業家の人達は本当に素晴らしいと思います。

負けてられないです。


今回僕がサンフランシスコに行く目的はTechCrunchのイベントでもFacebookのイベントでもありません。

あるサンフランシスコのCo-working Spaceと交渉し日本に作る権利をもらうために今回急遽サンフランシスコに行くことを決めました。

グローバルに繋がるCo-workingを日本に作るための第1歩です。

良い土産を持ってこれるようにガンバリます!

2011年9月1日木曜日

Goodpatch法人登記完了



本日9月1日に弊社Goodpatch Inc(株式会社グッドパッチ)は法人登記が完了いたしました。いよいよ本格的にスタートとなります。

この1ヶ月半くらい会社設立の準備をしておりましたが、登記をお願いしているベンチャーサポート税理士法人のおかげで比較的スムーズに登記までいけました。

ここからが勝負です。
一般的に設立1年で4割くらいが消え、5年後に残るのは15%、10年残るのは5%なんて言われたりします。Goodpatchももちろん時代の変化に合わせて生き残っていける会社にしていきたいですね。


とりあえず、東京の事務所は僕が4年前に東京で働いていた会社、株式会社フィードフォースに間借りさせてもらい、事業をスタートする形になりました。

決意を新たに気を引き締めて頑張ります!


告知
今月、仕事でサンフランシスコに行くのですが、9月8日と15日にECstudioとbtrax主催でサンフランシスコIT飲み会が開催されます。ブランドンさんや山本社長の講演もあり、普段聞けない話しが聞ける貴重な機会だと思います。サンフランシスコに当日いらっしゃる方はぜひ参加してください。Goodpatchも色々と手伝います。



第1回サンフランシスコIT飲み会申し込みフォーム

第2回サンフランシスコIT飲み会申し込みフォーム


デジタルハリウッド株式会社のホームページTOPにGoodpatchファウンダー2人の写真が掲載されました。


2011年8月28日日曜日

btraxでECstudioの山本社長がインターン中



僕がいつもお世話になっているECstudio山本社長今btraxでインターンをしています。w(しかも僕がbtraxで座ってた席に座ってますw)


このブログを見ていた方ならお存じかもしれませんが、僕がbtraxでインターンが出来たのも山本社長にブランドンさんを紹介してもらったことがキッカケだったのですが、まさかの今度は山本社長が自らインターンにいくとは。w


会社の社長が他の会社でインターンをするなんてことは普通ではあまり考えられないことですが、今回のキッカケは僕がbtraxでインターンをしているときに出した「シリコンバレービジネスキャンプ」という企画が一つのキッカケでした。

日本の起業家やエンジニアをサンフランシスコ・シリコンバレーに呼んで一定期間滞在してもらってアメリカのやり方を肌で感じてもらうというような企画だったのですが、ブランドンさんが6月に日本に行った時に山本社長にそれを話すとぜひやりたい!ということで今回のbtraxでのインターンが決まったという感じです。まあインターンと言っても山本社長はChatworkの海外展開のために行っているのでbtraxに間借りをしているという感じです。

詳しくはブログを
・サンフランシスコ2ヶ月出張でまず最初にやったこと13個のまとめ
・アメリカ企業にインターンして気づいた世界進出へのポイント (前編)
・アメリカ企業にインターンして気づいた世界進出へのポイント (後編)

山本社長は学生時代にアメリカに留学していたことがあるらしいので海外での経験はあるのですが、それでもブログを見ていると今回のサンフランシスコのインターン生活は新しい発見だらけみたいです。


前回のJapanNightに出場した後、アメリカの投資家からどんどん投資の話は来てるみたいで最大で10億くらいの投資の話も出るなど、さすがシリコンバレーといった感じですね。ECstudioは投資は基本受けないという方針でやってきていますが、Chatworkの海外展開に関しては色々な選択肢も出ているみたいなので、今後の展開が非常に楽しみです。

今は非常にサンフランシスコに興味のある日本のスタートアップ・ベンチャーの関係者が多いというのもあり積極的に情報交換していこうと、山本社長がChatWork上でサンフランシスコ情報交換グループチャットを作成して情報交換やディスカッションをしていますので、もし興味のある方は山本社長にコンタクトを取ってみてください!


9月はサンフランシスコに日本人が沢山!?
来月はサンフランシスコでTechCrunchのイベントなどがあり、日本からもかなりの人数がサンフランシスコ・シリコンバレーに行くようです。実は僕もTechCrunchのイベントには出ませんが、別件でサンフランシスコに行く予定です。久しぶりのサンフランシスコといってもまだ2ヶ月か。w 一緒の時期に行かれる方はよろしくお願いします。


2011年8月20日土曜日

Goodpatch設立パーティー(グッドパーチー)



昨夜は弊社Goodpatchの設立パーティー(グッドパーチー)デジタルハリウッド大阪校でとり行われました。

お盆明けのバタバタした時期にも関わらず100人以上の方にお越しいただき、僕と取締役の谷も正直驚きました。と同時にやはり関西のみなさんの優しさ・人情の深さに感動した会でもありました。


今回のイベントは9月1日に登記するGoodpatchの設立と来週に東京に引っ越す僕の送別会的な意味合いもありました。僕としてはサンフランシスコから帰って来ていきなり東京に引っ越してしまうので関西でお世話になった方々にお礼を言いたいという思いで開催を決意しました。

2週間前にかなり突然パーティーをやることを決めて告知をしたのですが、正直お盆明けですしみなさん忙しいのでやるとは決めたものの人が集まらなかったらどうしようと実は内心ヒヤヒヤだったのですが。。w 



会場は僕と谷の卒業校でもあるデジタルハリウッド大阪校の一番大きなセミナールームを借りて、オードブルやピザやお酒を自分たちで用意してかなり手作り感あふれるパーティーでした。あまり堅苦しくしたくなかったので、お子さんや旦那さんや奥さんも連れて来てくださいと告知して、結果小さな子供も沢山いるという他ではあまりない感じのアットホームなパーティーになったと思います。w

内容は乾杯にはじまり、僕のGoodpatchのビジョンプレゼン、プレゼント大会、BrandonさんとECstudioの山本社長、btraxのメンバーのサプライズビデオメッセージなど結婚式の2次会のようなノリのパーティーでした。w



僕が3年前に東京から大阪に引っ越してきて、大阪で仕事をする中で出会った人、デジハリに通ったことによって知り合った仲間、大阪IT飲み会や色んなイベントで出会った人達など本当にたくさんの方が忙しい中駆けつけてくれて本当に感動しました。

本当に関西の人達に支えられてここまでやってこれたんだと実感するパーティーでした。

Goodpatchとしてもとても良いスタートは切れたのですが、これだけの方々に応援していただいて、僕も谷もこれは簡単に失敗できない、いや諦められない、絶対に成功しなければ!という思いが強くなりました。

東京では、また1(イチ)からのスタートになります。初心に立ち返り、関西から応援してくれる人達の思いを胸に頑張りたいと思います!

お忙しい中パーティーの受付や片付けのお手伝いをしていただいた方々、本当にありがとうございました。

※パーティーの写真勝手に載っけないでという方はメールくださいw

パーティーの様子はGoodpatchのFacebookページ上にも公開しておりますので、ぜひ「いいね」をお願いします!

2011年8月5日金曜日

ロゴと事業と創業メンバーとパーティーなど

しばらくブログが更新できずすいません。
この一ヶ月は会社設立の準備と東京での家探しでバタバタとした毎日を過ごしていました。

無事に東京での家も決まり、会社のモロモロの内容も決まってきました。

ロゴに関して
前回のブログでロゴコンペを開催しましたが、結局上のロゴに決まりました。色んな案が出たのですがサンフランシスコのbtraxのみんなにも見てもらい、日本でも色んな人に相談して意見をもらいこれに落ち着きました。


このロゴには左右の色が違うモノをdとpの部分で繋いでおり、僕らがPatch(継ぎ合わせる)になるというメッセージがこもっています。dとpの間をよく見てください。何かに見えませんか?w

事業とメンバーに関して
1、場(環境)を創るというコト


やはり僕がサンフランシスコに行って一番感じた事は、日本のスタートアップとの環境の差でした。資金、メンターの多さ、Ycomの様なインキュベーター、アントレプレナー教育、起業のしやすさ、起業家同士の創発性、成功事例の多さ、広い土地、青い空。もちろん比べようがない部分もありますが、日本でも近い環境を作ることは不可能ではないと思っています。
やはり僕がサンフランシスコで一番衝撃を受けたDogpatchLabsやサンフランシスコの他のCo-working Space。あんな場所を日本にも作りたい!その思いが日本に帰って来てより一層強くなりました。

ということでGoodpatchでグローバルに直結するようなCo-workingを日本に作るということが直近の目標になりそうです。

もちろん、Goodpatch一社では難しい部分もあるので色んな人と協力しながら実現できればと思っています。

2、今のスタートアップに必要なコト
これからWebサービスやモバイルのアプリケーションで最も重要な要素となるコト。それはUI(ユーザーインターフェース)UX(ユーザーエクスペリエンス)の分野になると思っています。今シリコンバレーでもUI/UXエンジニアが不足しているというのも聞いていましたし、日本でも世界に向けてアプリケーションを作る上でシンプルかつ機能的なUI/UX設計に力を入れて行くのは当然の流れです。
Goodpatchとしてここの分野にフォーカスしようと思っています。

そしてこの分野を担当するのが今回取締役としてGoodpatchにJoinすることになった谷拓樹です。


谷さんは元々ECstudioのデザインマネージャーを務め、昨年独立しinkdesignという屋号でフリーランスとして活動しておりました。彼はHTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイトという本の執筆やWeb designingなどにも連載を持っていたりと今後ますます重要になってくるHTML5分野での一人者でもあります。

・キッカケ
今年、僕がサンフランシスコにいるときに彼もサンフランシスコに遊びに来て、そこで僕がシリコンバレーやサンフランシスコを案内した時に色々と衝撃や感じる部分があったらしく、日本に帰ったら何か一緒にやりましょうと言ってくれていました。そして僕が日本に帰った時に一緒に会社の立ち上げやりませんか?と誘ったという具合です。

実は谷さんは僕の大学の先輩でもあり、デジハリの先輩でもあります。w これは初めて会ったときに知ったことなのですが、妙な繋がりだとは思ってましたがまさか一緒に会社を立ち上げることになるとは。

ということで、Goodpatchはモバイルデバイス向けのUI/UXデザイン設計という部分でスタートアップや企業に価値を提供していきます。

3、海外へ繋ぐというコト
そして、今後最も重要になる海外展開、グローバル化という部分。なんとbtraxのブランドンさんがGoodpatchの社外取締役に就任していただけることが決まりました。


弊社はbtraxの日本側の対応窓口にもなっているので、btraxと協力して日本企業の海外展開も支援していくという形になります。サンフランシスコ・シリコンバレーと深い繋がりがあるというのもGoodpatchの強みになります。

場(環境)創り+モバイルUI/UX+海外進出支援
という3つのコト(事業)で勝負しようと思ってます。

すべての事業に共通するビジョンは
「日本の起業・スタートアップ環境を変革する」ということです。世界で勝負できるスタートアップの素地を作ることに挑戦します!


そして、早く体制を整えて自分たちでも世界に打って出れるサービスを作り、SFNewTech JapanNightに出るというのが目標の一つでもあります。

以上が今考えていることです。ただこの変化の早い時代ずっとこの事業をやっているとは限りません。今残っているベンチャーでも創業時と全く違うことをしているケースがかなり多いです。常に時代の変化に対応していける組織を作っていくのが重要だと考えています。


告知
Goodpatch Inc.(株式会社グッドパッチ)の登記日は9月1日(大安)に決定しました。

僕は8月末で東京に引越してしまうので大阪にいる間にお世話になった人達へご挨拶をしたいということで会社の設立パーティーを8月19日にすることになりました。

Goodpatch Inc.(株式会社グッドパッチ)設立パーティー
Facebookアカウントがない方はATND

場所は土屋と谷の母校でもあるデジタルハリウッド大阪校で行います。
直接面識がない方でも、ブログ読んでたとか、話をしてみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加ください!

2011年7月13日水曜日

会社名が決まりました!&ロゴコンペ開催


日本に帰ってきてから自分の会社の設立準備を粛々と進めてします。起業前から会社設立をお願いしようと思っていたベンチャーサポート税理士法人の秋山さんと桑原さんに色々と相談しながら法人の設立準備をしていますが、詳しく聞けば聞くほど日本は企業にとことん厳しい国だと感じます。税金が色んな局面でかかりますし、手続きも結構ややこしいですし。起業する人が減るという理由もわかる気がしますね。アメリカはWebサイトで簡単に登記できるんですが。。まあ、その話はまた別で書くとして、とりあえず社名が決まりました!

会社名は、、

Goodpatch Inc. に決まりました。
株式会社グッドパッチ(日本表記)


社名の由来

僕が今回のサンフランシスコでのインターン生活で最も大きな衝撃を受けたのはbtraxの会社の近くサウスビーチのPier38にあるCo-workingスペース(インキュベーション)DogpatchLabsでした。ブログにも書きましたが本当にDogpatchLabsのクリエイティブな空間は僕のイメージの中の理想のオフィス像を覆しました。

参考:起業家にとっての理想のオフィス環境とは

このDogpatchLabsの空間が本当に好きで3ヶ月のインターン期間の間に何回オフィスに忍び込んだことか。w 日本人は働いてなかったので度々変なアジア人がウロウロしていたのでたぶん怪しまれていたと思います。w





社名はこのDogpatchLabsの「ドッグ」を「グッド」にしてGoodpatchと命名させていただきました。

安易な名づけ方かと思いきや、実は[patch]という単語には継ぎ合わせる繋ぐという意味もあり、日本と海外をGoodに繋ぐ[patch]という意味もあります。

なかなかセンスの良い社名になったと思ってます。自画自賛w


ロゴコンペ開催
社名が決まったので早速ロゴを考えないといけないということで、日本に帰ってきてからオフィスの空いてる席を使わせてもらったりと何かとお世話になっているLebeの藤井さんがロゴコンペを開催してくれました。
しかし考える時間は1時間だけというww

ロゴコンペの様子




中にはこんな案も。ww

頻繁にトップのロゴを変えないといけない感じにw
やはりザッ◯ーバーグを目指す感じでw

かなりの短時間でみんな結構なクオリティのロゴを考えてくれたので本当に有難いです。今日出たロゴの中からブラッシュアップしていきたいと思います。

Goodpatchでどういった事業をやっていくかは、また今度書きます!

お知らせ
明日、浅草の花やしきで開催されるTechWaveのイベント 花テック「人 x テクノロジー祭 @浅草花やしき」に出ることが決まりました!しかも前日にw
前に出てJapanNightのことをちょこっと話すかもしれないので、もしブログ読んでる方がいらっしゃったら声掛けてください!

2011年7月7日木曜日

人の縁とは不思議なもの|Tech系ブロガー瀬戸口くん@ststgcとランチ


日本に帰って来てもう一週間経ちますが、毎日サンフランシスコにいた時ではあり得ない天気が続いています。この暑さと湿気やばいですね。。

さて昨日、ソーシャル系のTechブロガーの瀬戸口翔大(@ststgc)くんとランチに行ってきました。実は瀬戸口くんはまだ大学生ですが、最近海外のWebサービスを紹介するブログが結構人気で新しい情報を欲しているアーリーアダプター層には話題のブログを運営しています。


実は彼とは結構前から知り合いで、

彼が去年の秋くらいに僕の前に働いていた会社にインターンの面接に来たのがキッカケで知り合いました。その時はインターン自体は採用にはならなかったのですが、面接時に僕のソーシャルとはなんぞやという話や孫さんがどのようにソフトバンクを大きくしていったかみないな話をとても興味を持って聞いてくれていたので、その後Twitterでお互いフォローしてちょこちょこやり取りをしていました。

それから数カ月後に彼のブログがTechWaveに転載されたのをキッカケに、ブログが結構話題になって、いつの間にかTwitterのフォロワーも1200人を超えちゃって、ちょっと有名になってるんでビックリですw

そんな彼とサンフランシスコから帰って来てまた再会するとは、いやー本当に不思議な縁ですねー。


ご飯を食べながら色々話しをしていたのですが、瀬戸口くんは普段から海外のブログなどから情報を収集しているだけあって、新しいことやイノベーティブな事に敏感なのですが、関西の大学生で同じような話題で盛り上がれる人がなかなかいないというのが悩みらしいです。
確かに最近東京では学生起業もちょっとは聞きますし、僕がサンフランシスコにいた時も大学生何人かに会いましたが、みんな関東(東大か慶応が多数)でした。昔は京大ベンチャーというのを結構聞きましたが今は全然聞きませんし、関西から西海岸に来ている学生にはほとんど会いませんでした。

んー関西の大学生の意識が下がって来ているんですかねー?

回りに大学生の知り合いがいないのでなんとも言えませんが、ファクトとして言えるのはサンフランシスコで関西の大学生に会いませんでしたし、僕のブログを見てコンタクトを取ってくる大学生も何人かいますがみんな関東でした。

んーもっと関西の大学生も新しい事や海外に目を向ける人を増やしたいですね。
もし関西の大学生で新しい事や海外に興味のある人がいたら瀬戸口@ststgcくんを紹介するので話し相手もしくはブレスト相手になってあげてください。w


2011年7月1日金曜日

3ヶ月間のサンフランシスコ生活を振り返り


とうとう、この日が来てしまいました。
4月からはじまった初めての海外でもあるサンフランシスコでの生活。ついに日本に帰る時が来てしまいました。本当に最初は不安だらけでしたが、こんなに充実した3ヶ月になるとは夢にも思いませんでした。


半年前に「シリコンバレーに行く!」と決めて、このブログをはじめ、最初は何のアテもありませんでしたがECstudioの山本社長にbtraxのBrandonさんを紹介してもらい、シリコンバレーカンファレンスに参加し、btraxでのインターンが決まり、4月から家族でサンフランシスコに来るという、自分の人生でもかつてないほどあり得ないことの連続でした。

6月の後半は日本へ帰りたくなさすぎて若干うつになりかけましたというのは言い過ぎですが、それぐらいサンフランシスコの生活は想像以上に楽しいモノでした。

飛行機の中でこの3ヶ月間を振り返りまとめてみようと思いますが、多分長くなるので細かい部分はまた別のエントリーで個別に書きます。


この3ヶ月間で一番の収穫
この3ヶ月間で学んだことや感じたことは山の様にあるのですが、その中でも自分の一番の収穫は人との出会いでした。


思えば、半年前このブログをはじめた時はシリコンバレーに知り合いなど誰一人としていませんでした。しかし、btraxでのインターンやJapanNightというイベントの運営、サンフランシスコでの生活を通して、これでもかと言うくらいこちらで色んな人に出会う事ができました。

こちらで出会う方々はどの人も本当に魅力的な方ばかりで、やはり普通の人はいなかったです。どちらかというと、日本にいたら浮いてしまうような人達かもしれませんが、多様性の国アメリカではそういう人達は逆に普通というか、日本で生活していた僕からするとどの人も光り輝いて見えました。

本当に色んな人に出会いお世話になったのですが、その中でも2人、本当に出会えて良かったと思う人達がいます。それはBrandonさんと一緒にインターンをはじめJapanNightの運営をしたTeruです。

Brandonさん
言うまでもなく、この3ヶ月間僕が最もお世話になった人です。英語の全くしゃべれない僕をなぜかbtraxのインターンに採用してくれ、アメリカでの仕事のやり方を教えてくれ、時には厳しい事も言い、今後独立をする僕に経営者としての心構えや色んな人種の人をマネージメントする方法など様々なことを教えてくれました。
Brandonさんのスゴイところはインターンの意見でも普通に採用し、必ず否定から入らないということです。20代前半の若造が言うことも、まず聞いてから良ければ採用し、違うと思ったら自分の経験を交えアドバイスし、重要な仕事でも普通に任せるという所。なかなか普通の経営者にはマネができないと思います。
会ったことない人からはクールなイメージに取られがちですが、実は相当お茶目でとにかく大阪での生活が長い僕でも拾い切れないくらいボケまくります。日本で育ったとはいえ、長いことアメリカで暮らしてるはずなのに、「なんでそんなこと知ってるの?」というようなネタやギャグを知っています。ハーフですが、中身は日本人より日本人です。w 今後僕らがいなくなった後の心配はBrandonさんのボケをツッコむ人がいなくなるということですね。w 
というのは冗談ですが、本当にBrandonさんにはお世話になりすぎました。

Teru
慶応から東大にいってアクセンチュアに就職するというエリート中のエリート、そしてイケメン。僕と全く同じ日からbtraxでインターンを始め、JapanNightの企画運営を一緒にしたのが彼です。実はこの3ヶ月間で一番衝撃的だったのはTeruでした。僕の想像上の東大生はやはりガリ勉タイプが多いと思っていたのですが、彼は全く違うタイプの人間でした。一言でいうとアグレッシブ!インターン初日から「それは違いますね。」とBrandonさんに食ってかかったときはさすがに驚きました。インターンとして雇ってもらっている経営者に対していきなり若造が意見を言うという、サラリーマンを数年やっていた僕からするとあり得ない光景でした。最初はなんて生意気なヤツだと思っていましたが、経験もないくせになぜか彼の言うことは全て本質を突いていて、さらに口だけではなく行動もアグレッシブという、最初は学歴だけの若造と思っていた僕もそしてBrandonさんも彼に絶大の信頼を置くようになっていきました。
彼から学ぶ事は本当に多く、自分の考えをはっきり言う姿勢、僕もサラリーマンをしていた数年で色んなキバを抜かれていたんだなと実感しました。論理的で無駄なことを一切したくないというTeruですが実は心の中にアツイものを持っていたり、人間として魅力的な部分が多い若者でした。彼の様な優秀な人間が今後の日本を引っ張っていくのだろうと感じました。


そんな2人と来る日も来る日もJapanNightやbtraxの新規事業の話をして、一人が話し始めて気が付いたらいつの間にか3人で夜までブレストをしているという。実はbtraxでインターンをしていて一番楽しい時間がBrandonさんとTeruとディスカッションやブレストをしている時間でした。3人でディスカッションがもうできないと思うと少し寂しいとさえ感じます。

それだけ3人のTEAMは最高でした。

Brandonさんとは今後も仕事をすることができますが、Teruはアクセンチュアに就職するので一緒に仕事はできませんが、またいつか3人で仕事が出来る日が来るのを願っています。


もちろんこの2人以外にも、btraxのスタッフのみんなやTwitterの琴さんやSonyの本間さんやDEFTAの磯野さんやNSVGの校條さんやJapanNightを通して出会った方々上げだすとキリがないくらい様々な素敵な人に出会うことができ、半年前誰も知り合いがいなかったことを考えると本当にあり得ないです。

海外で生活する一番のメリットは日本で出会うことが出来ない種類の人に出会え、人脈の幅が一気に広がることじゃないかと感じました。


海外に行くタイミング
サンフランシスコに来て、なんでもっと若い時に来なかったんだとちょっと後悔しましたが、今では何事もタイミングが大事でこの27歳という歳で来たからこそ感じれること、この時に来たからこそ出会えた人というのがある。そういった意味では、僕は最高のタイミングで海外に来れたんだなと感じています。


3ヶ月は短い?
確かに普通の人からすると海外は1年2年いないと意味ないよと思うかもしれませんが、これも密度が重要で、この3ヶ月に体験したことは普通の人が一年いても経験できなかったようなことが経験できたと思うので自分的には満足しています。でも、もう少しいたかった。。というのが本音かなw


サンフランシスコで良かったのか?
このブログの題名の通り、最初はシリコンバレーに行くというのを目標に動いてましたが、btraxがサンフランシスコだったためサンフランシスコになってしまいましたが、結果的には本当にサンフランシスコで良かったです。今のIT・Web業界でのサンフランシスコの活気は本当すごいです。小規模のWeb系スタートアップはどんどんシリコンバレーからサンフランシスコに流れて来ています。
サンフランシスコでのCo-workingスペースをいくつか見れたのも良かったです。中でも一番刺激的だったのはブログにも書いたdogpatchLabs。ああいう場所を日本にも作りたいという思いが生まれました。

dogpatchLabs
成長できたのか?
自分が成長したのかは、正直わかりません。日本に帰ったらつっちー特に変わらないね、なんて言われるかもしれません。ただ一つ確実に変わった事があります。確実に変わったのは視点です。これは日本国内でしかモノゴトを見れなかったのが世界から見るということ。これは確実に変わりました。それだけでも十分収穫があったのではないかと感じています。


英語は上達できたのか
結論から言うとあんまりしゃべれるようにはなりませんでした。耳はある程度慣れましたが自分の意志を英語にして話すという部分はまだまだ掛かりそうです。日本に帰ってどうやって英語の勉強を継続していくのかが一番の課題です。


今後はどうするのか。
とりあえず、日本に帰ってから自分の会社を立ち上げます。Brandonさんがbtraxの日本窓口をやっていいよと快く言ってくれたので、しばらくはbtraxの仕事も手伝いながら日本企業の海外展開のお手伝いをすることになりそうです。日本側で海外に出るスタートアップのイベントなども今後企画して行きたいと思っています。
今後は早く仲間を集め、自社でも世界をターゲットとしたWebサービスを作り、JapanNightでプレゼンしにサンフランシスコに戻ってくるのが一つの目標でもあります。


シリコンバレー(海外)に行こうか迷ってる人へ
学生は確実に時間のある間に海外に行ってください。社会人になると海外に行くハードルが大分上がります。時間があるというのは学生の特権です。

日本のIT業界で働く人達もやはり一度はシリコンバレーに来てみた方が良いと思います。
期間は一週間とかでもいいでので一度来てみてください。お金面ですが、ぶっちゃけて言うと僕が3月にシリコンバレーカンファレンスに来て一週間滞在してモロモロ掛かったお金は航空券、ホテル代、レンタカーなど含め15万くらいでした。何人かで来てホテルもレンタカーも一緒に借りれば全然安く抑えれます。
そして現地で働く日本人にアポを取って話を聞いてください。日本のIT業界の働き方がいかにあり得ないかわかるはずです。


もし自分が直感的に行きたいと思ったのであれば、今すぐ行動を起こすべきです。

僕も今回は自分の直感を信じて行動したおかげで、普通では得ることが出来ない経験を得ることができました。今考えてみると独立した後に3ヶ月時間を取って海外に来る、ましてや海外の会社で働くなんてことはほぼ不可能なので、自分の中で最もベストなタイミングで来たんだな気付きました。あの時の直感を信じて良かったと思っています。

スティーブ・ジョブズの言葉でこういう言葉があります。
Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
あなたの心の中の声を他人の意見の騒音の中にかき消されないようにしなさい。
And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
そして大切なことは、あなたの心や直感に従う勇気を持ちなさい。

大事なことは自分の直感を信じる事です。

最後に・・
今回の旅で一番感謝しなければならないのが妻と娘です。半年前に突然勝手にシリコンバレーに行くと宣言して、妻と生後7ヶ月の娘をサンフランシスコに連れてくるというぶっ飛んだ父親で相当迷惑をかけました。特に妻はまだ小さい娘を3ヶ月間だけとはいえ海外で育てないといけないというのは相当大変だったと思います。それでも妻は毎日アメリカのご飯があまり合わない僕のために日本食を作ってくれ、サンフランシスコの生活を前向きに楽しんでくれました。3ヶ月僕がくじけずに仕事を出来たのも妻と娘の存在があったからこそでした。家族の存在なしで、この3ヶ月はありえませんでした。本当に感謝しています。


といったようにサンフランシスコでの3ヶ月間の生活は終わり、最初に想像していた以上に素晴らしく充実した3ヶ月間でした。カリフォルニアの青空もしばらく見れないと思うとかなり寂しいですが、やはりまたサンフランシスコに戻って来たいという思いはより強くなりました。

いつか必ず戻って来たいと思います。I'll be back San Francisco!

2011年6月29日水曜日

第2回JapanNight大盛況でした!



この3ヶ月のすべてを費やしたイベント第2回SF New Tech Japan Nightが昨日開催されました。

当日サンフランシスコはあいにくの雨で、人が来なかったらどうしようと心配しましたが、結果的にはなんとSF New Tech 始まって以来過去最大の観客数だったそうで、大盛況となりました。同時に中継していたUstreamも常時300人近くの人に見ていただき合計視聴者数は1500人ちかくという数で、普段は常時20人くらいしか見てないので素晴らしい結果でした。

JapanNightの出場企業もみなさんも慣れない英語のプレゼンでしたが、とても堂々としたプレゼンで本当に素晴らしかったです。


振り返ってみると
僕ともう一人のインターンのTeruが4月頭からこの第2回JapanNightの企画運営を任され、来る日も来る日もBrandonさんと3人でアイデアを出しながらディスカッションをしながらイベントの準備を進めて来ました。僕もTeruもイベントの運営というのは初めてだったのでかなり試行錯誤しましたが、JapanNightというイベントを通して様々な方にお会いすることができ、アドバイスを頂いたり、協力を頂いたりすることができました。その甲斐あって、結果的には良い結果を残すイベントとなったと思います。

JapanNight運営裏話
思い返せば、今回JapanNightで観客から最も人気の票を集めたFeel on!も最初は4月頭にJapanNightの応募者の募集開始をして応募が集まらなかったときに、僕が横井さんにメールを送ったのが応募のキッカケでした。その時はまだほとんどFeel on!は世に出ていなかったのでサンフランシスコの会社から変なメールが来たので横井さんは何か騙されるのではないかと思ったらしいです。w

課題
良い面もあればやはり課題もはっきり見えるイベントとなりました。一番はやはり英語です。今回もかなり質疑応答が苦戦してましたし、ブランドンさんが通訳に入らないといけない場面が何度もありました。やはり日本側でも英語のプレゼンを出来る場をもっと作る必要性があると感じました。これは日本に帰ってから僕も何か企画したいと思ってます。

300人を超えるお客さんの数


今回3ヶ月間JapanNightの運営をやりながら話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったりして出会った人達がみなさんJapanNightに来ていただけたのは本当に感動でした。もちろん、日本人だけではなく現地の人も沢山きてくれました。結果的にはJapanNightがSF New Tech 過去最高の集客数だったということで、やはりこっちの人もまだまだ日本には何か期待しているということです。

こっちに来て、日本人がここ10年で少なくなったと聞きますが、まだまだ日本は捨てたもんじゃありません。改めて今後の日本の可能性を感じる夜となりました。

JapanNightは秋に第3回が予定されています。僕は日本に帰ってしまいますが、今後もJapanNightというイベントがどんな飛躍を遂げるのか非常に楽しみです!

JapanNight出場者のみなさん
このメンバーで仕事ができ最高でした!

2011年6月27日月曜日

勢いのある人の元で働くということ

去年のIVSに参加した時にサイバーエージェントの藤田社長がこんなことを言っていました。

「勢いがあって成功している人の近くで働くことはすごく良いことだ」

この言葉が実はずっと印象に残っていたのですが、最近自分自身この言葉を実感しています。


それはbtraxで働いて日々感じていること。
そう、今自分の回りで一番勢いがありノリにノッている男、
それがbtraxのCEO Brandonさんです。


この数カ月間、Brandonさんやbtraxという会社の勢いのすごさを感じています。

・有名な戦略コンサルティング会社から会いたいとメールが来たり
・著名な投資家の人が会社に訪問に来たり
・Brandonさんが日本に行けば色んな人が会いたいと言ってきたり
・スタートアップイベントの審査員をしたり
・仕事をお願いしたいという話もバンバン飛び込んてきています。

btraxで主にBrandonさんが更新しているブログfreshtraxで先日更新した
東京でStartup Datingに参加して感じた事
というブログは投稿してたった2日で300Like以上を稼ぎ、同時にTechWaveに転載されたモノを含めると500Likeを超えました。

さらに明後日の第2回SF JapanNightを控え、日本のメディアも注目しています。


しかし、Brandonさんがここまで注目されるようになるまで、決して順風満帆な道だけを歩いてきた人ではありません。

会社の仲間が全員去ったこともある
日本とアメリカのハーフであるBrandonさんは18歳まで北海道で育ち、そこから単身サンフランシスコに渡り、フリーランスのデザイナーを経て27歳でbtraxを立ち上げました。日本人とアメリカ人の両方のバックグラウンドを持つという強みを武器にし、順調に仕事を受注していったのですが、当時btraxは多くの日本人のスタッフ運営していたらしいのですが日本的な会社の悪い部分がでてしまいBrandonさんとの方向性の違いから、たった数ヶ月の間にBrandonさんを残し全てのスタッフが去ってしまったこともあったらしいです。そこから、アメリカ人のスタッフの割合を増やし、社内もアメリカの会社の文化にして会社は立ち直ったらしいです。
現在ではアメリカ人、日本人、中国人が3分の1ずつというような感じでかなりクロスカルチャーな会社になっていますが、こうなるまでにもスッタモンダがあったんですね。


オンリーワンの存在btrax
僕もbtraxにいて思うのが、btraxの競合に成りうる会社がどこにもないということです。日本とアメリカ両方のビジネス習慣を理解し日本からアメリカ、アメリカから日本どちらの海外展開の支援もできるというのがスゴイところであり、社長がBrandonさんだからこそできることなのでしょう。さらに投資などではなく、デザインやブランディング、Web制作を中心としたちゃんとした生業を持っているのも強いです。

それでも、去年までは日本側からのアテンションは少なく、そんなに日本の企業の仕事をするということも少なかったらしいのですが、ここに来てシリコンバレー熱の加速、サンフランシスコのスタートアップの注目度アップ、日本のIT企業の海外展開の意識増、色んな要因が絡み合いずっとサンフランシスコを拠点としてビジネスをしているbtraxに引き合いが増えています。


狙っていたワケではない
Brandonさんはこう言います「こうなるのを決して狙ったワケではない。」純粋にサンフランシスコで10年以上デザイン・Webの仕事をして、地道にこちらでのネットワークを作り、良い仲間にも恵まれ、btraxとしても7年が経ちアブラが乗ってきたところに、今のサンフランシスコ・シリコンバレーの波、そして日本からの波が来ているというワケです。
つまり、ぽっと出で会社ではなくしっかりとした実力を溜めてきたところで、非常に良い時期に注目されてきているのです。


僕はbtraxでインターンでありながらBrandonさん直属のプロジェクトをやっており、非常に良い経験を積ませてもらってます。もちろん厳しいですがインターンの意見でもバンバン採用してくれますし、Brandonさんからシリコンバレーで働く著名な方も沢山紹介していただきました。勢いのある人の元で働くということは自分にとっても沢山の刺激を受けることができるので、本当に素晴らしいことだと実感しています。


そんなBrandonさんが「日本の若い起業家、起業家志望者に向け、より多くの成功事例を見せる事により、世界進出の夢を与える事。」という特別な思いを持ってbtrax主導で企画したSF New Tech Japan Night。去年の第1回よりも大きな注目を受けて、いよいよ開催が2日後となりました。


btraxとしても思入れがありますし、もちろん僕もこのイベントの企画運営を3ヶ月間行い、この3ヶ月の集大成のようなイベントです。

Ustreamでも中継しますので日本にいる方もぜひご覧ください。
日本時間では29日の11時30分からです。

JapanNight 2nd Ustream中継

2011年6月24日金曜日

ブログのパワー。ブログやるって大事よね




サンフランシスコに来てからブログを書くということの重要性を感じています。

このブログは今年のはじめにシリコンバレーにまだ誰も知り合いがいない時から書き始め、何の気なしに書いていたのですが、ブログを書いていることによって当初想定していなかったようなことが起こったりしています。

僕のブログは大きくはてブが付いたり、炎上したり注目を浴びるようなブログではないので内輪で友達が読んでくれるくらいだと思ってはいたのですが、思いの外色んな方に読んでいただけてるようでうれしい限りです。

一番驚いたのが出会いが増えたことです。
なぜかブログをはじめてサンフランシスコに来てから、色んな方が僕のブログを見てと言ってbtraxを訪ねてくるようになりました。
・某大手IT企業で働く同い年のビジネスマン
・世界一周の学生
・留学中の現地の学生
・同じくシリコンバレーでインターンをしてる学生 
・大阪のWeb系の友達 などなど


まあまあ結構な頻度で来るもんだからBrandonさんに「え、また来たの!?」と言われることもしばしば。基本的には僕ら世代の若者か学生ばっかりなんですが、有名人でもない僕の所に訪ねてきてくれるのだから全く悪い気はしないですし、逆に恐縮なんですよ。
でも、訪ねてくる人達は若いと言ってもシリコンバレーに一人で来てたりするような意識の高い人達なので、話を聞いても勉強になるところも多いし、僕も今の学生の考えていることなどを聞けるのはおもしろいので、いつもいい出会いだったなと思ってます。おそらく、今後またどこかで会えるような気もするし。


訪ねて来てくれる人だけでなく、コメントやメッセージをもらってそこからFacebookで友達になったりする人もいたりして、これもまた一種の出会いですよね。


ブログをはじめたときは読んでくれる人が増えたらいいなとは思ってましたが、訪ねて来てくれる人が増えるとは想定外だったので驚きです。


いやー情報発信大事よね。
ブログって企業とかでやっても、効果測りづらいけど数値で測れない効果って大きいと思いますね。

僕自身は実は文章を書くのがすごく苦手な人間で、小中高国語が大の苦手科目でした。こんな文章で大丈夫なのかいつも不安になりますが、今後もあんまりカッコつけずに等身大の自分でこのブログを更新していこうと思います。

2011年6月20日月曜日

なぜ日本のIT業界のプレゼンスが低いのか

アメリカに来て思うことは、老若男女問わず一般の人が普通にITリテラシーが高いということ。

バスに乗ったら普通にオカンくらいのおばちゃんがiPhone使ってるし、というかほとんどスマートフォンだし、ネット業界の知識が全然ないと言って入ってきた大学生のインターンの子が普通にLinkedin登録して活用してるし。


うちの親とか、未だにまともにGoogleで検索もできない。これは極端かもしれないけど、日本で働いていて中小企業の人達を相手にしてたときから思ってましたが、本当にITを使えないし便利なWebサービスも知らない。いや知ろうともしない。



SNSの利用率もアメリカのFacebook人口は1億5,400万人で人口の50%近くがSNSに登録しているのに対し、日本のmixiの利用者は2,300万人で人口の20%にも満たない。ソーシャル、ソーシャルと言われていても日本は一般的にはまだまだ使ってる人は少ないんですよね。

だから、会社でソーシャルメディアに力入れましょうと言っても、上からGOが出なかったり、ソーシャルメディアに対して懐疑的な意見が多いんだけど、アメリカは街のお店には必ずFacebookとTwitterのアカウントの情報貼ってあるし、そりゃ人口の50%が使っているサービスに対応しないワケにはいかないですからね。


なんで日本はこんな時代になってるのにITを活用しようとする人が少ないのか。
理由の一つにIT業界のプレゼンスが低いという事があると思う。

この前、インターンで一緒に働いているteruとこの件でちょっとした議論になった。

なぜIT業界のプレゼンスが低いのか。

僕の意見
そもそも日本はITというモノに対してのイメージが悪い、特に年齢層が高い世代に。やはりITといえば悪いことをして金儲けみたいなイメージがどこかである。マスメディアで流されるITのニュースはなぜかネガティブなモノが多い。政治家もITというのを毛嫌いしている。未だにネット選挙もやらない。
結局IT、Webによって色んな事が透明化されるのを恐れて、既得権益を守ろうとするマスコミ業界や政治家や頭の固い官僚がIT業界のイメージを下げているんじゃないか。

反対にアメリカは国を上げてIT産業を盛り上げているように思える。オバマ大統領もシリコンバレーの経営者を集めて会食をしたり、Facebookに訪問したり、もちろん選挙でもネットをフル活用してるし。

これからの時代で日本が勝ち残っていくにはソフトウェア産業、IT業界をもっと国が全面バックアップしていくべきだ。


という意見にteruは

そもそも日本はIT産業はニッチで、マスコミや政治に大きな影響力を持っているのはもっと別の産業。車や鉄道や電機メーカーとか。日本を代表するTOYOTAなどを要する車産業は発言力を持って当たり前。

アメリカの大統領達がIT業界を贔屓にするようになったのも結果論で、AppleやMicrosoftやGoogleやFacebookような企業がアメリカ国内だけでなく世界に影響を及ぼすような産業になったから、IT業界を後押しするようになった。

世界に影響を及ぼすようなITサービスを創れていない日本のIT業界のプレゼンスが低いのはしょうが無い。


まあ、納得せざるを得ない、、


そうなんですよね。結局は日本のIT業界からスタープレーヤーが出てないんですよ。どのサービスもドメスティック、日本の中では有名だけど世界に出たら誰も知らない。

国がバックアップしてくれないとかメディアが悪いイメージを流すとか言う前に、世界に通用するようなサービス創らんかい!ってゆうことですよね。


そんなサービス日本から出るのだろうか。

いや、最近のスタートアップを見ていると最初から世界を見てサービスを作っているところも多いし、シードアクセラレーターやインキュベーターのような人達も増えて来ている。日本のスタートアップが最初から世界を見てサービス作るとか数年前は考えられなかったことだと思う。ここ最近でいろんな環境が劇的に変わってきている。

日本のIT業界の未来は明るいんじゃないだろうか。

数年後、マスコミも政治家もITを無視出来なくなっているはず。

2011年6月17日金曜日

サンフランシスコ生活もあと2週間をきりました


本当になぜ時間というのはこんなに早く過ぎてしまうのか。

サンフランシスコにいれるのもあと2週間を切りました。

この一ヶ月くらいはJapanNightの2次審査や最終選考などでバタバタしていましたが、お陰さまで様々なメディアに取り上げてもらい嬉しい限りです。

・2011/06/01 TechWave
SFNewTech JapanNight出場6企業決定【湯川】
・2011/06/01 Startup Dating
SF New Tech Japan Night の最終選考結果発表。サンフラに打って出るのは、このスタートアップだ!
・2011/05/14 Asiajin
SF New Tech Calls For Entries To Present At Japan Night
・2011/05/13 Startup Dating
SF New Tech Japan Night – 参加者絶賛募集中!
・2011/05/05 日経新聞
復活するか?ジャパンマネー シリコンバレーでM&A
・ウォール・ストリート・ジャーナル
日本版ウェブ2.0はシリコンバレーで成功できるのか
・ITmedia
IT・Webベンチャーの海外進出を支援 サンフランシスコで「SFNewTech Japan Night」開催



自分の関わっているイベントがこんなにメディアに載るなんて、あまり経験したこともなくうれしさもありますし、それだけ海外進出というワードが今の日本にとってかなり重要なテーマなんだと感じています。

JapanNightを通して様々なスタートアップやVC、メディアの方とも知り合うことができ、刺激を受けています。

仲間にも恵まれ、JapanNightを運営を一緒にしているインターンの2人はとても優秀で一番年上の僕でも彼らから学ぶことがとても多いです。最近の若い子は本当に優秀ですよ。


なぜ、充実した日々というのはこんなにも過ぎるのが早いのでしょうか。。。


昨日、一緒にインターンをしていた子が最終日でサンフランシスコから離れるのが嫌だと泣いていたのですが、僕もそれまで実感がありませんでしたが、それを見てあと2週間という期間の短さにちょっとテンションが下がりました。。

最初はシリコンバレーに来たかったはずが、btraxに拾われてサンフランシスコで働くことになったのですが本当にサンフランシスコで良かった。この業界でのサンフランシスコの勢いもそうですし、街の雰囲気、青い空、夜のまさかの寒さ、浮浪者の多さ、ゲイの多さ。今では本当に大好きな街です。w

初めての海外での生活がサンフランシスコで本当に良かったです。

あと2週間だけですが、悔いの残らないようにサンフランシスコを満喫して帰りたいと思います。

来週は世界最大のゲイパレードだ!!

2011年6月11日土曜日

メジャーリーグAT&T ParkでSFジャイアンツの試合を観戦


今働いているbtraxのオフィスの近くにはAT&T Parkというサンフランシスコジャイアンツの本拠地ホームグラウンドがあります。こっちにいる間に一度はメジャーリーグの試合を見に行きたいなと思っていたのですが近くにあるとなかなか行かないもので、、、今日やっとbtraxの仲間と嫁と子供も連れて見に行ってきました。

今日はSFジャイアンツとシンシナティレッズの試合でした。金曜のナイターということで球場は超満員の大盛り上がり!




当然ホームゲームなのでほぼジャイアンツファン。ブーイングなどのえげつなさはやっぱりすごいですね。これがメジャーか!という感じでした。まあ甲子園球場の阪神ファンも負けてないかもしれませんが。。笑



埋め尽くされるジャイアンツファン
娘も生後10ヶ月で大リーグが見れるとはなんて贅沢な!

ホットドッグもデカイ!!
いやーでもメジャーリーグの試合は球場全体がエンターテイメントって感じでイイですね。ファンと選手との距離も近いですし、これは毎日野球を見に行きたくなりますね。

肝心の試合は2-2の同点のまま9回まで行き、9回の裏2アウト満塁という超おもしろい展開からのSchierholtzのサヨナラヒットでジャイアンツ勝利!ファンが最も盛り上がる試合展開での勝利で会場はドンちゃん騒ぎでした。
僕らも知らない人たちとハイタッチしまくりみたいなw これがアメリカのいいところですね。会場の一体感と盛り上がりが素晴らしすぎる!



最後は会場の横の海から花火が打ち上がるという、最高のゲームでした。まさかアメリカにいる間に花火が見れるなんて思ってもいませんでした。本当に今日のゲーム来て良かったーー!という感じです。

娘の生後10ヶ月の記念日に良い思い出になりました。

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